最終更新日 2001/1/1
ドイツは、昔から行ってみたい国でした。古い城、自動車、ベルリンの壁、クラッシック音楽、テクノ、森、ソーセージ、ビールといろいろなイメージが湧く国でもあります。いかにも中央ヨーロッパ的な雰囲気、律儀な国民性などを感じました。地方色が豊かな国なので、また違う地方も行ってみたいです。
国名 | Bundesrepublik Dutschland(ドイツ語)、ドイツ連邦共和国、Federal Republic of Germany(英語) |
国土 | ヨーロッパ中央部に位置し、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、チェコ、ポーランド、デンマーク、スイス、オーストリアと多くの国に囲まれている。北部は平原で、南部は山岳地帯、ライン川やドナウ側などの国際河川も流れている。 |
気候 | Cfb |
人口 | 約8,191万人(1996) |
民族 | ドイツ人 |
宗教 | プロテスタント、カトリック |
首都 | Berlin、ベルリン |
経済状況 | 一人当たりGNP28,870ドル(1996) |
時間 | 中央ヨーロッパ時間(GMT+1)、ただし夏はサマータイムで1時間繰り上がる。 |
国番号 | 49 |
観光客 | 1,485万人(1995) |
ドイツ語
インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派。
マルク(DM)、補助通貨単位(1/100)がペニヒ。ユーロとは既に固定レートになっているようだ。
日付 | 場所 | レート |
---|---|---|
2000/9/6 | Berlin Zoo駅 | 手数料込みで1万円が186.63G |
日本円はどこでも両替できる。クレジットカードも使える。
日本人は90日以内なら必要ない。
Berlinはドイツの首都で、人口は約347万人。冷戦で東西に分かれていたが、1989年11月に壁が崩壊し、統合ドイツの首都となった。
ベルギー・オランダ・ドイツの旅行の4番目の国として、2000/9/6に鉄道でAmsterdamを出発、Berlin Zoo駅に到着した。2泊して9/8にICEでKoelnへ出発した。
Amsterdam中央駅で時刻表の小冊子をもらって調べ、切符を買った。乗車券198NLG、座席指定7NLG。
Amsterdam中央駅で列車に乗り込む。8:13に出発。列車は新しく清潔で、比較的空いていて、がらがらだった。前の席には、日本人の母娘の旅行者が座っていて、少し話した。14:31にBerlin Zoo駅に到着した。Berlinにはいくつも駅があるので、どこで降りるのかちょっと緊張した。
Berlin Zoo(ツォーと発音します)駅は、正確にはBerlin Zoologisher Garten駅というそうである。その名の通り、降りてすぐのところに動物園がある。駅は近代的できれいな感じである。地下に有料トイレがあって、利用したところ、きれいだが高かった。たくさんの店が入っており、空港のような雰囲気でもある。
Zoo駅は、地下鉄であるU-Bahnの駅とも接続している。
Berlin Zoologisher Garten駅ICEが泊まっている。(37KB)
Berlin Tourist Informationは、Zoo駅から少し歩いたところにある。Zoo駅にはDB(ドイツ鉄道)の案内所しかないが、そこにTourist Informationまでの地図がのったパンフレットを入手し、歩く。駅から出ると、いきなりKaiser-Wilhelm-Gedaechtniskircheという教会がある。原爆ドームでもないが、尖端部分が破壊されたままになっており、異様な感じがする。その横を通って、Europa Centerという大きなビルの1FにTourist Informationがある。
Berlin Zoologisher Garten駅からEurope Centerへ向かって。ベンツのマークがあるのがEurope Center(40KB)
少し混んでいて、並んだものの、すぐに予約できた。店の割引がたくさんついたり、3日間の公共交通機関のパスがついた"WelcomeCard"というものをそこで買ったが、32DMもして、あまりお得ではなかったと思う。もっとも、いちいちチケットは買わないでよいし、美術館などを回る人には良いかもしれない。
Europa-Center Budapester Strasse 45
月〜土: 8:30-20:30
日: 10:00-18:30
2000/9/6-9/8に2泊。Berlin Tourist Informationで予約してもらったホテル。
Bismarckstrasse 100
10625 Berlin - Charlottenburg
telephone +49 30 315830
fax + 49 30 31583109
Berlin Zoo駅から、U-BahnのU2に乗って、2つ目のDeutsche Operでおり、少し歩いた大通り沿いにあるホテルである。
シングル1泊195DM。朝食付き。結構いいところに泊まってみた。
ツインだった。ホテルは高級感あって、レセプションの人も親切そうで、朝食をとったレストランのウェイターも非常にきびきびとして接客がこなれている。
ドイツの都市では、どこも似たような交通システムになっているようだ。U-Bahnとは地下鉄で、S-Bahnとは近郊電車である。どちらも路線図がしっかりとあるので、利用しやすい。当然のように改札はないので、自主的に必要な券を買って乗ることになる。
その他、バスもあるが、観光客には難しいので利用しなかった。旧東ベルリンでは、トラムも走っている。
ドイツと言うとおいしいというイメージはないかもしれないが、通常の大都市と同様の食事はできる。
高級なレストランはもちろん、ファストフードまである。
英語を使うことに問題はない。
チップは必要なようだ。
ザヴィニー広場Savignyplatzから、北へ向かってレストランが並ぶ通りKnesebeckstrasseがある。1泊目の晩は、比較的入りやすい、カジュアルなレストランのようなところで食べた。ビールを飲みながら、肉料理を食べた。味は普通。量が多い!
二泊目は、同じ通りのSCHELLというレストランに入った。ここはずっと高級な感じ。ビールを2杯、肉料理に、デザートを食べて、54DMだった。
Knesebeckstrasse 22 10623 Berlin
tel. 030-312-83-10
ビール2杯 | 10.00 |
肉料理 | 36.00 |
デザート(アイスクリーム) | 8.00 |
合計 | 54.00 |
Berlinに来て、とてもおいしかったのは、ソーセージ。街中には、肉やチーズなどを売っている食料品店がある。このような食料品店の軒先には、大抵焼いたソーセージを売るスタンドがある。日本でいえば、肉屋のコロッケのような感じか。ソーセージには、複数の種類がある。カレーソーセージなどというものもある。これをじゅうじゅうに焼いたものをBroetchenというバターロールくらいのパンに挟んでくれる。それを立って食べる。これがうまい!!
Berlinは結構大きな都市なので、歩いて一回りというわけには行かない。S-BahnやU-Bahnを利用して回ることになる。全体的に道は歩道も含めてとても広く、ビルも立派である。ごちゃごちゃしたところは全くなく、「帝国の首都」とでも言いたくなるような雰囲気さえある。工事しているところもあり、今でも整備が進められているようである。
なお、東西を隔てていた壁の痕跡というものは全く見られない。
Berlinの東部にある広場。旧東ベルリン時代には、繁華街だったと言う。今では大きなテレビ塔が立っており、閑散としている。
Zoo駅から少し行ったところにあるBerlin随一のショッピング通りである。広い歩道に、きれいな店、ショールーム、デパートが並ぶ。ただ、観光客から見るとあまり見所ではないように思った。
再開発が急速に進んでいる広場。浦安か幕張のようなイメージかも。巨大なショッピングセンターなどがある。ビルの立派さに目を見張る。
かつては東西分断の象徴で、ここを通り抜けるのも大変だったと言うところ。今は観光客は多いものの、静かな観光スポットになっている。
ブランデンブルク門からまっすぐに、旧東側に走っている、大きな通り。菩提樹の下で、という意味だそうで、街路樹が美しい通りである。
テレビで崩壊を見た、Berlinの壁の痕跡は、10年経った今では見ることができない。その分断の歴史をまとめた博物館。ここには、Checkpoint Charlieという検問所があって、東西の往来を制限していたと言うところ。看板が通りに残されており、東から西、西から東にそれぞれ英語やフランス語、ロシア語でメッセージが書かれている。
通りには検問所が残されているものの、東西の違いがあったとはわからない。よく注意して、そうだと思って見ると、旧西側のビルはごちゃごちゃしているのに対し、旧東側は新しく建てた大きく立派なビルが多い気もするが。
博物館には、東西の分断の歴史的資料が並べられているが、LATVIAのRigaで見た占領博物館に比べてこじんまりとしていて、展示された資料も芸術作品だったり、抽象的すぎた。ただ、パンフレットは日本語のものがあり、勉強になった。壁は、ゆっくりとできたのではなく、突然できたことは知らなかった。街がある日突然2つに封鎖されて分断されてしまったという。
Check Point Charlieの看板。旧西側から見たところ(47KB)
Berlinは、ドイツの首都ではあるが、London、Parisと異なり、ヨーロッパ系の人ばかりで、アフリカ系の人やアジア系の人はあまり見かけない。
おばさんなどは、ちょっとでも変わった人がS-Bahnに乗っていると、眉間にしわを寄せた顔をしたりする。なんとなく、この眉間にしわを寄せたしかめっ面というのはドイツ的だと思った。特に根拠はないが。全体的にきちんとしていて、秩序を乱すものを認めない雰囲気。Parisのように、地下鉄の中で音楽を弾きだしたり、ということは絶対になさそうな感じだった。
Koelnは人口約97万人の、大聖堂で有名な都市である。
2000/9/8にドイツの新幹線ICE(InterCityExpress)でBerlinを出発、Koeln Hbf駅に到着した。1泊して9/9にIRという地域急行でKoblenzへ出発した。
Berlin Zoo駅で、ICEの切符を買った。行き先別の小さな紙片の時刻表がたくさんおいてあり、便利である。そこに印をつけて窓口に出せば、簡単に切符を買うことができる。英語ができる窓口で買ったら、英語の予約確認の紙をくれた。これは助かる。これに書いた時間にプラットフォームに行けばOK。乗車券には190DMとかいてあるが、請求は195DM。予約の料金かな?
Berlin Zoo駅で列車に乗り込む。清潔な車体である。日本の新幹線には乗りなれているが、それと乗り心地などはあまり変わらない。ただし、座席は4列なのである。「しーっ」と人差し指で口を抑えたジェスチャーのマークがある車両が指定された席で、そこは携帯電話を利用しては行けないことになっているらしい。でも、同じ車両の人は電話していた。
8:21に出発。結構混んでいる。途中、ちょっと前に座っている日本人の新婚夫婦が座っていた席に、他の客が来て、座席のことでちょっと混乱していた。若い女性の車掌も来て話していたが、なんだろうな、と見ていた。すると、その女性の車掌が私のところに来て、「ちょっと頼みがあるのだが。」と言う。「中国人か、日本人かわからないのだが、言葉が通じなくて困っているので助けてくれないか。」と言う。で、その二人と話してみると、座席の予約をしていなかったらしく、予約をしていないと座れないよ、ということで一件落着。13:39にKoeln Hbf駅に到着した。
Koelnの観光案内所は、駅から大聖堂の横を通り、反対側まで行ったところにある。Berlin Tourist Informationは、Zoo駅から少し歩いたところにある。ホテルの予約をしたいと言うと、てきぱきと予約をしてくれた。予約料は5DMだった。
観光案内所で渡された予約の紙は、予約内容が英語でプリントアウトしてあり、裏面の注意事項は、ドイツ語、英語、フランス語をはじめ、7ヶ国語で書いてある。もちろん、日本語でも書いてある。観光案内所で買った地図にも、日本語を含む7ヶ国語で書いてある。観光に力を入れていることをうかがわせる。
2000/9/8-9/9に1泊。観光案内所で予約してもらったホテル。
Hohe Strasse 30
50667 Koeln
telephone +49 2 21 272 80 20
fax + 49 2 21 272 80 20
Koeln Hbf駅から、繁華街であるHohe Strasseを通って歩いていったところにある。観光するにはとてもよい場所である。
シングル1泊99DM。朝食付き。Berlinで結構いいところに泊まったので節約しようと思ったのだが、どうしてどうして立派なホテルだった。どうしてこんな値段で泊まれたのかちょっと不思議である。
ホテルは高級感があり、レセプションの人はとても親切で、ちょっとした頼みごとをお願いしたところ、気持ちよく対応してもらえた。朝食も十分。建物もきれい。どうしてこんな値段で泊まれるのか不思議だった。おすすめ。
朝チェックアウトするときにいたレセプションの人は、ちょっと英語があまり得意ではないようだったが。こちらにとっては、それくらいがちょうどいいということもあるが。
ROYAL HOTEL AM AUGUSTINERPLATZの部屋(39KB)
ROYAL HOTEL AM AUGUSTINERPLATZの浴室(73KB)
地下鉄であるU-Bahnが走っているのだが、利用しなかった。大きな町で、ちょっとつらいが、主要な部分は歩いてもまわることができる。
Koelnにはケルシュという名物のビールがある。これは、細い、ロングカクテルを入れるようなグラスに入れて飲むのが定番らしい。街のいろいろなところで飲んでいた。
泊まったのが金曜日の夜だったこともあって、居酒屋のような店はとても繁盛していた。特に、大聖堂の裏手にある店は混雑が激しく、店員は、かごのような入れ物にビールが入ったグラスを10くらい入れて出てきて、そこら中の人に配ってお金を取っていた。注文をとってからグラスに入れていては間に合わないのだろう。とにかく大変な賑わいだった。参加したかったが、ちょっと勇気がなかった。
ライン川沿いにはテーブルが屋外にも並んだ、観光客向けのようなレストランがたくさんある。最初に入ったところはウェイターの愛想が悪いのでケルシュいっぱいで店をかえ、別の店に入った。ドイツ料理っぽいものを食べたいと思ったのでEisbeinを頼んだ。
これはドイツ料理の代表で、塩茹でした豚のもも肉に、すっぱいキャベツであるザワークラウト、マッシュポテトのようなものが添えられたもの。
これは強烈だった。豚のもも肉とは、鳥のもも肉とは違うのだ。ボリュームが。たくさんマスタード(全然辛くない)がついてくるので、それをつけて食べるのだが、量が多くて参ってしまった。そこそこの味(ただし調理によるものではなく素材そのものの味に近い)だが、ひたすら同じ味だから・・・・。付け合せのマッシュポテトも腹に答える。結局全部食べたが、相当苦しかった。脂っこいし。
ふと周りを見ると、おなかがでっぷりと出たおじさんがたくさんいた。こんなところに長居をしては危険だと思った。
Koelnは大きな都市だが、中心部をがんばって歩いた。。
駅前にすぐ、巨大な大聖堂が見える。とにかくでかい。写真をとろうとして、ファインダーの中におさまらず、さらに後ろに下がる、という光景が周りではよく見られる。中に入ってみたが、天井も高く、宗教と言うものの力を感じさせる。こういった建築物はどうやって作るのだろう?
駅からHohe Strasseをはじめとして、商店街が並んでいて活気がある。大道芸をやっている通りもあった。Berlinと同様、早速ソーセージを買って食べた。
街の横にはライン川が流れている。Koelnはライン川の交通の要所で発展した、などとガイドブックには書いてあるのだが、川を見ていても、観光船以外、港のような施設は見つからなかった。別の場所にあるのだろうか?
Koblenzは、Koelnに近く、ライン川とモーゼル川が合流する地点にある。ライン川観光のKoeln側の拠点になっている都市である。
2000/9/9に地域急行IRでKoelnを出発、Koblenz駅に到着した。1泊して9/10にライン川の水中翼船でMainzへ出発した。
結構日本人が多かった。店に入ると、他に日本人観光客がいたりするくらいの密度である。
Koeln Hbf駅で、IRの切符を買った。近い行き先に対しては、自動販売機のようなものがたくさんあるようなのだが、ドイツ語なので窓口で買った。25.60DM。
Koeln Hbf駅で列車に乗ったが、結構空いていた。12:09に出発。あいているところを探して座ったコンパートメントには、老婦人が座っていた。この老婦人は途中で降りていって、Auf Wiedersehen!と挨拶をして分かれた。
列車はライン川沿いを通る。Bonnを過ぎるが、本当に小さな都市。13:07にKoblenz駅に到着した。
Koblenzの観光案内所は、駅から降りて左手に進んだところすぐにある。ホテルの予約をし、地図をもらう。
2000/9/9-9/10に1泊。観光案内所で予約してもらったホテル。
Kardinal-Krementz-Strasse 12
56073 Koblenz
telephone +49 261 406200
fax + 49 261 41340
e-mail TopHotelK1@aol.com
Koblenz駅から左手に歩いて進み、線路を渡ってすぐのところにある。
シングル1泊120.30DM。朝食付き。
年配の女性が受付から何かと世話をする、こじんまりとしたホテルだった。1フロアに4〜6部屋程度しかないようだが、絵が飾ってあったりして、感じのいいホテルだった。対応もとても親切で丁寧だった。
地下鉄などはないが、駅前からバスが出ている。ライン川対岸の要塞にいくときなどはこのバスに乗る。駅から要塞まで乗って、3.30DMだった。
駅から少し離れた、川の近くのあたりにレストランなどが固まっている。地元の人が入りそうな、小さな居酒屋風レストランに入った。空いていたが、中年のウェイターが愛想が良くて面白かった。ビールを飲み、モーゼルワインを飲んだが、グラスが空くと、「おかわりするか?」のように来るので、食事を終えてからも結構飲んでしまった。
Koblenzはこじんまりした街だが、なかなか楽しい。
短いが商店街があって、レストランや店がたくさん並んでいる。パン屋、シーフードレストランには、所狭しとパンやシーフードが並べてあるのだが、閉店後にのぞくと、そこが何屋だったかわからないほどきれいに片付けられて清掃されていた。ああ、ドイツだ、と思った。
ライン川とモーゼル川が合流するところが公園のようになっている。先端に向かって、左がモーゼル川、右がライン川である。観光船なども出ていて、にぎやかである。騎馬像が立っていて、その台座に上って景色を一望することができる。向かい側は、モーゼル川沿いには非常に多くのキャンピングカーが来ていた。
街からライン川を挟んだ反対側の山の上に、要塞がある。駅前からバスに乗って、橋を渡ってふもとまで行き、登った。上り口がわからなくてちょっと迷った。急な道を登っていくと、途中で入場料を取られる。それを過ぎていくと、頂上に建物がある。
頂上にはカフェもある。結婚式もやっていた。なんとユースホステルもあるが、なんでわざわざこんなところに作るのだろう?
ふもとのライン川沿いには、河岸の壁に年号と線がたくさん書いてあった。過去にここまで水位が上がったということだろうか?
全然関係ないが、要塞の下の道で、ランボルギーニ・カウンタックを見た。
対岸から見たFestung Ehrenbreitstein(44KB)
Festung Ehrenbreitsteinの登り道(61KB)
定番だが、ライン川観光をしました。複数の会社が運行しているようだ。Mainz方面までライン川を登っていった場合、普通の船では5〜6時間かかってしまう。そこで、水中翼船で行くことにした。水中翼船だとMainzまで2時間10分である。
街のライン川沿いに、たくさんの切符売り場がある。KDという会社の水中翼船を利用することにしていたので、そのブースを見つけて購入。110DM。結構いい値段です。通常の船なら、74DMなのですが。
時間になったのに、全然水中翼船が来ないので、相当あせった。間違えたのかと思った。ただ、皆待っているので待っていると、大幅に時間を遅れて水中翼船が到着。Koeln方面から乗っていた人がいるため、窓側の席には座れなかった。結構山の上の城などがあるので、通路側の席だと屋根がじゃまで見えなかったりする。
Koblenzの船着場に水中翼船が到着したところ(36KB)
いろいろアナウンスはあるのだが、ドイツ語なので良くわからなかった。乗り場にガイドブックを売っているので、まじめに観光しようと思ったら、それを買ったほうが良いかも。
有名なLoreleyはただの崖。わざとらしく音楽が流れたりするが、へーっと言う感じだった。
ライン川沿いの風景は美しい。次々と小さな町があるのだが、どの町も中心に教会がある。判で押したように同じ。ここまで宗教というものが大きな影響があるのはすごいと思った。また、もうひとつ驚いたのが護岸。左右どちらの護岸もレンガでかためられており、自然な岸というものは全くない。これだけの距離の護岸を作るのは大変だったと思うし、わざわざそこまでする必要があるのかな、と思った。不思議です。
Mainzは、ライン川観光のFrankfurt側の拠点都市である。
2000/9/10に、水中翼船でKoblenzを出発、Mainzの船着場に到着、そのまま鉄道のMainz駅からFrankfurt駅に出発した。
船着場を降りると、旧市街がある。しゃれているがとても狭い。ここを通り過ぎ、新市街を歩いて駅に向かった。駅前のレストランで食事をした。
Mainz駅で切符を買い、Frankfurtへ向かった。
2000/9/10に、鉄道でMainzからFrankfurt Hbf駅に到着した。一瞬だけ市内を見て、電車でFrankfurt空港に行き、全日空で成田に出発した。
Frankfurt Hbfで地図を買い、市の中心のHauptwacheまで行ったが、一瞬しか見られなかった。ただ、大きな街で、それ以上のものはなさそうだったが。U-Bahnの駅で切符の自動販売機の使い方が良くわからなかったら、近くのおじさんが教えてくれた。
Frankfurtしないから電車で空港に向かったが、とにかく混んでいて大変だった。Frankfurt空港は大きく、とても近代的だった。最後のビールを飲み、小銭を(捕鯨に私は賛成だが)WWFに寄付し、飛行機に搭乗した。
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