最終更新日 2016年10月10日
イギリスは、一番最初に海外旅行で訪れた国であり、また、British Airwaysをよく利用することもあって、一番多く訪れている国です。
とても旅行がしやすくて歴史的な見所も多く、現代的なエンターテインメントも豊富。博物館の多くは寄付を求めてはいるものの無料で、そこかしこに日本語版の案内や日本語音声の案内があり、またじっくりと行ってみたい国ですね。
国名 | United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland |
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国土 | ヨーロッパの西にある島国。主にグレートブリテン島とアイルランド島の北部からなる。 |
気候 | Cfb |
人口 | 約6,380万人(2012) |
民族 | アングロサクソン族が主。 |
宗教 | 英国教会派48%をはじめ、2/3がキリスト教。 |
首都 | ロンドン(London) |
経済状況 | 一人当たり国民総所得29,800ドル(PPP,2006)、36,727ドル(PPP,2012年) |
時間 | 西ヨーロッパ時間(GMT)で日本より9時間遅れている。ただし夏はサマータイムで1時間繰り上がる。 |
国番号 | 44 |
観光客 | 2,283万人(2001)、2,830万人(2010) |
もちろんインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派の英語。ウェールズ語、スコットランド語なんていうのもあるそうだ。
アメリカの英語とは発音やアクセントも含めてちょっと違うところがある。さらに地方の方言もあるようだ。
ヨークでcountryをコントレ、リヴァプールでdessertをドセと言われて聞き取れず、何回も聞き返してしまった。
地下鉄 | underground | subwayというと、地下道になってしまう。"public subway"なんて良く書かれている。 |
片道切符 | single ticket | one wayよりこちらのほうが多く見る。 |
往復切符 | return ticket | round tripよりこちらのほうが多く見る。最初に言われたとき、一瞬帰りの切符のみのことかと思った。 |
持ち帰り | take away | take outとは言わない。 |
チップ | gratuity | tipとも言うらしいが、クレジットカードで支払う際、AMOUNTとTOTALの間にはgratuityと書いてあったり、入力を求められる。 |
ポンド(Pound,Pounds)、補助通貨単位がペンス(1ならpenny、複数ならpence)
発音は、「パウンズ」のように聞こえる。1ポンド99ペンスならば、単に、"One Ninty Nine"と言われる。ユーロには参加していない。
なんといってもクレジットカードが1番で、国際キャッシュカードの引き落としや、T/Cの両替はあんまりレートが良くないようだ。
2016年はBrexitの混乱で、ポンドが暴落した後。
日付 | 場所 | レート |
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2003年8月30日 | HeathrowのAMEX両替所でAMEXのT/C\10,000を現金化 | 1£=199.3620 |
2003年8月30日 | Hotel Royal National内のATM(シティバンクのキャッシュカード) | 1£=\193.3750 |
2003年8月30日 | クレジットカード | 1£=\186.9672 |
2003年8月31日 | Hotel Royal National内のATM(シティバンクのキャッシュカード) | 1£=\193.3750 |
2003年8月31日 | ロンドン市内のHALIFAXのATM(シティバンクのキャッシュカード) | 1£=\193.3875 |
2003年8月31日 | クレジットカード | 1£=\186.9703 |
2003年9月1日 | Hotel Royal National内のATM(シティバンクのキャッシュカード) | 1£=\192.7300 |
2003年9月1日 | Tower of London付近の両替所でAMEXのT/C\10,000を現金化 | 1£=\212.4495 手数料2£込み |
2007年8月5日 | クレジットカード | 1£=\244.0910 |
2007年8月5日 | クレジットカード | 1£=\244.0900 |
2007年8月16日 | ロンドン市内のATM(シティバンクのキャッシュカード) | 1£=\242.6200 |
2007年8月16日 | クレジットカード | 1£=\229.9220 |
2007年8月17日 | London Notting Hill Gate近くのATM(シティバンクのキャッシュカード) | 1£=\233.9000 |
2007年8月17日 | クレジットカード | 1£=\229.9470 |
2007年8月17日 | クレジットカード | 1£=\229.9020 |
2007年8月18日 | Paddington駅のATM(シティバンクのキャッシュカード) | 1£=\234.1000 |
2007年8月8日 | クレジットカード | 1£=\165.668 |
2007年8月9日 | クレジットカード | 1£=\165.671 |
2009年8月15日 | クレジットカード | 1£=\160.243 |
2009年8月16日 | ホテル内のATM(イーバンクのキャッシュカード) | 1£=\162.3500 |
2009年8月16日 | ロンドンのホテル代をクレジットカード | 1£=\160.282 |
2009年8月16日 | ヒースロー空港内のATM(イーバンクのキャッシュカード) | 1£=\162.3500 |
2009年8月16日 | ヒースロー空港でクレジットカード | 1£=\160.287 |
2016年7月4日 | ホテル予約 | 1£=\138.681 |
2016年7月22日 | ホテル予約 | 1£=\143.496 |
2016年8月14日 | リヴァプールのレストランでクレジットカード | 1£=\133.437 |
アメリカほど必須ではないが、原則として必要なようである。私の基準は以下のようにした。
ファストフードとかでなければ、サービス料が含まれていないことを確認した上で、10%くらい支払った。
クレジットカードで払う場合は、AMOUNTだけ書いてあるから、適当な数をGRATUITYに書いて、合計額をTOTALに書き込む。TOTALだけ書いても良い。ただし、最近はICカードのクレジットカードであるため、あの暗証番号を入力する装置で、gratuityを入力するかという選択があるので、Yesを選んで入力して加算する。あらかじめ加算された10%のサービス料があればそれで良い。
ホテルの部屋については、50ペンス~1ポンドくらい。置き忘れなければ。最近、置いていない気がする。置かなくても良いという説もある。
料金の10%くらい。
日本人は短期滞在の場合不要。パスポートの有効残存期間も滞在日数以上あればよい。
ただし、イギリスのヒースロー空港での入国審査は、私が知っている海外の入国審査の中ではイスラエルのベン・グリオン空港の次に厳しい(もちろん両者には大きな差があるが)。パスポートを見て終わり、と言うことはなく、必ず質問される。以下のような質問をされるので、対応する必要がある。
2016年訪問時は、最初の目的地がエジンバラだったので、ロンドンで入国してガトウィック空港に行かなければならなかったのだが、女性の審査官に、「何でエジンバラに行くのにロンドンに入るのか。」と聞かれた。ちょっと引っかけっぽい。
さらにヒースロー空港のターミナル5では入国審査で行列ができており、とても時間がかかる(30分~1時間)。EU内の人が並ぶほうはすぐに終わって開いているので、こちらにもっと人を増やせばよいと思うのだが。
三つ又のもので、電源も240V。下の二つの穴に刺せば電源はとれるが、上の穴にも刺さないと下の二つもさせない模様。
電話回線のモジューラジャックの形は、日本のものに似ているが、若干幅が広くて異なっている。変換コネクタが必要。イーサネットの口が準備されていることが多くなっていたが、最近はほとんど無線LAN。
鉄道が全土を網羅していて、便利に移動できる。遅れている列車も見たが、乗った列車は時間ぴったりで走っていた。
切符はNational Railのサイトでオンラインで購入でき、日本の飛行機同様、特定の時間のものを事前に買うと安くなる。結構混んでいるようなので事前に予約した方が安心できる。オンラインで買った切符は、PDFのチケットを印刷すれば良い場合と、自分で指定した駅(の自動切符販売機)で受け取る方法がある。
British Airways(英国航空)の日本語サイト。
ロンドンはイギリスの首都で、人口は約729万人に達する大都市。テムズ川沿いにある。
British Airwaysをよく利用していることもあって、結構訪問している。
ロンドンのHeathrow到着が近づき、飛行機が高度を下げはじめると、赤茶色の煉瓦で出来たイギリスの家並みが見えてくる。1993年に初めてロンドンに行ったときは、とても興奮していたため、となりに乗っていた、赤ん坊を連れたイギリス人?らしき夫婦の妻のほうに、「イギリスは初めてなのか?」と少し笑いながら聞かれてしまった。JALだったので、着陸前に、「外務省からのお知らせ」なるビデオで、「カウンターで話をするときにはスーツケースを足で押さえましょう。」とか説明された。初めての海外だったこともあり、いったい外国とはどんなところなのだろうと不安いっぱいになったことを覚えている。
Heathrowとの交通は、いつもTubeを使っていたのだが、2007年8月18日は初めてHeathrow ExpressでHeathrowに行ってみた。Paddington駅までTubeで行き、切符購入結構良い値段。
乗った感じは成田エクスプレスっぽい感じで乗り心地は普通の鉄道。あと、Heathrowについてから、駅からターミナル4まではちょっと歩く感じがした。ただし、ターミナル5の場合はほとんど上下にしか移動しないで乗り換えられる。
Heathrow空港では長らく大陸間の長距離路線はターミナル4ということになっていたが、2008年にターミナル5が完成し、British Airways専用という位置づけになっている。つまり、日本からの便もターミナル4ではなく、ターミナル5を利用することとなった。
このことによって、British Airwaysでロンドンで乗り換える場合は非常に楽になった。以前はターミナルの移動に時間がかかり、さらに短い時間の乗り換えだと人は間に合っても荷物は間に合わないと言うことがあった。
地下鉄のPiccadilly Lineは、以前は"Terminal 1,2,3"という駅と"Terminal 4"という駅があり、これらの駅を最後ループのように結んで折り返していた。しかし、今回新たに"Terminal 5"という駅が新設され、これまでのルートに加えて"Terminal 1,2,3"を通り、"Terimnal 5"に達する路線が加えられた。従って、ロンドン市内から移動する場合は"Terminal 4"を通る電車か、"Terminal 5"を通る電車かを確認する必要がある。
地下鉄のTerminal 5駅も、Heathrow Expressの駅も、到着ロビーを出てエレベーターで地下に下りればすぐなので、これまでよりも近い印象。しかし、2016年に訪れた際は、Paddington駅でHeathrow Expressが運休と通告され、空港に行くまでひやひやした。
また、ターミナル5には"Sofitel London Heathrow Terminal 5"というホテルが隣接している。
アイルランド・ロンドン(2007年8月11日-8月19日、9日間)で、ゴールウェイ(Galway)からバスに乗りDublin空港をBA8083で出発、14:00過ぎにGatwick空港のTerminal Nに到着。
イギリス旅行(2016年8月11日-8月18日、8日間)でも、エジンバラに行くために利用した。
Gatwick ExpressでVictoria駅まで結ばれている。
2003年の9月にイギリス、フランス、イタリア家族旅行で行った際は、初めてロンドンからパリ(Paris)までユーロスターで行ってみた。
ロンドンの発着駅は、Waterloo駅。ホテルからタクシーで向かった。タクシーの運転手にWaterlooまでと言ったら、パリ(Paris)に行くのかい?と聞かれた。Waterloo駅は大きな駅で、中は空港のような雰囲気もある。
乗っての感想はパリ(Paris)参照。
イギリス旅行で2016年8月16日(火)、マンチェスターから17:00過ぎにLondon Euston駅に到着。地下鉄に乗り換えて市内に行くことが出来る。
ロンドンは全体的に物価が高いが、特にホテル代は高い。ロンドンだけが目的ならば、終日自由のパック旅行などの方が安いんだろうな、と思う。
個人的には、大英博物館(British Museum)の付近か、Kensingtonのあたりに泊まることが多い。地下鉄のPicadilly LineでHeathrowからも乗り換えずに行けるし、町の中心部にも近いし、値段も抑えめと思う。
1993年に初めてロンドンに行ったときにツアーで指定されて宿泊。Marylebone近くで、ちょっとロンドンの中心部からは離れており、undergroundの駅からも歩くが、なかなかきれいだった。
HeathrowからPiccadilly Line、Bakerloo Lineとundergroundを乗り継いで、Maryleboneで下車、ホテルに歩いて行く途中で、大きなスーツケースを引いた観光客らしい人にいきなり道を聞かれた。普通に考えれば、東洋系でいかにも日本人の私に道を聞くのは変だと思うのだが。そもそも私達もホテルを探して迷いかけていたところで・・・。
1996年にパリとロンドンを旅行したときに泊まった。
1997年にポルトガル旅行をしたときに乗り換えで滞在した。Kensington High St.駅の裏にあるなかなか高級なホテルでした。
2009年にウクライナ旅行をした際も、帰りの2009年8月15~16日に日本からbooking.comで予約して1泊。メザニンできれいな部屋だった。
繁華街に近いがホテルの場所自体は静かなところにある。室内には日本語でバスタブをあふれさせないよう注意書きがある。
1998年に中欧・東欧一人旅をしたときに滞在したRussell Square近くのホテル。「中級ホテル」です。
イギリス、フランス、イタリア家族旅行で2003年の8月~9月に3泊した。
Bedford way
telephone 020-7637-2488
地下鉄Picadilly LineでRussell Squareのすぐ近くにある。
駅から近くで便利。ATMも入っているので便利。ただ、部屋にSafty Boxが無くて、フロントで預かってもらおうとしたらホテルに入居しているTravelexのサービスを利用するように言われた。でも、これが高いので、利用しなかった。
アイルランド・ロンドンで2007年9月16日(木)~9月18日(土)まで2泊した。
6-14 Pembridge Gardens, Notting Hill, Kensington & Chelsea
London W2 4DU
電話 020 7835 2000、電子メール res.nottinghill@lth-hotels.com
日本からbooking.comで予約して行った。9月16日(木)、9月17日(金)がそれぞれ£77;で、合計£154。
地下鉄CircleのでNotting Hill Gate駅のすぐ近くにある。Portobello Marketに行くのに便利。
施設は、中級。床がぎしぎし言うし、部屋も古びている。無線LANが使えるようにはなっていたようだ。場所優先、ということかも。
2009年にウクライナ旅行をした際、行きの2009年8月8~9日に日本からbooking.comで予約して1泊。
Heathrowのターミナル5の到着ロビーを出て、エレベーターで上に上がり、通路を歩いて行く(ちょっとある)とホテルになる。空港近くにあると思えないほど静か。
値段は結構しますが、ターミナル5で乗り換えるならこれで決まりかな、という感じです。
2016年8月16日(月)~8月17日(火)に一泊。テムズ川沿いで、Covent Gardenにも近いとても便利な場所にある大型ホテル。涼しいので問題なかったが、クーラーはなかった。
ロンドンと言えば、地下鉄underground。tubeとも呼ばれているようだ。
移動はほとんどこれで用が足りる。日本の地下鉄よりずっと狭く、断面が円に近い。特にPicadilly Line。吊革ではなくて、吊り玉?のようになっていたりする。駅には電光表示板で行き先と何分後に来るかが表示されており、結構便利だと思う。
エスカレーターは1993年に行った頃は乗るところが木のものがあったりしたが、最近では見なくなった。
よく言われているように右側に並んで乗り、急ぐ人は左を通る。東京と逆である。右側に乗れ、とかなりしつこく書いてある。
自動改札は、切符を差し込んで、別の穴から出てきたのを抜いた時点で初めてドアが開く。出るときも切符が必要。切符は定期券くらいの大きさのもの。自動販売機で買うことが出来る。駅名がボタンになっているものと、日本のように値段がボタンになっているものがある。"CANGE GIVEN"と表示されているときはお釣があり、"EXACT MONEY ONLY"と表示されているときは、お釣が切れている。
2003年に行ったら、タッチパネル付きの新型自動販売機が出現していた。これは、日本語も選べるのでとっても便利。
地下鉄の値段は他の都市に比べて割高。何回か乗るならOne Day Travel Cardを買った方がよい。これなら、何回でも自動改札を通れる。有効となるエリア(Zone)によって、さらにはピーク時か否かによって値段が異なる。
好景気とポンド高で、何をやるにもバカ高くなってしまったロンドンだが、なんと初乗り£4、\1,000近いという大変なことになってしまっている。そこで、2007年に行った際もこれまで通りOne Day Travel Card(£5.10)を使っていたのだが、改札に黄色いマークがついているのを気がついた。
これはOyster CardというICカードのためのもの。日本でも最近、ICカードがマイブームなので、早速使ってみた。
Oyster CardはSuicaとはちょっと違う。Suicaの場合、単に定期と一緒にしたり、プリペイドで使えるだけである。しかし、Oysterの場合、使うと特別料金になる。つまり、Oysterを使った方が安い、それもかなり。たとえば、£4.00の初乗りがなんと£1.50になる。こういう普通の使い方が"Pay as you go"というものだが、自動的にチャージされる"Auto top-up"とか、さらにはTravelcardsを組み込んだり、それと通常の使い方を組み合わせたりすることが出来る。そのため、安い料金で乗って、かつ上限を設定したり出来るらしい。いずれにせよ、Oysterを使うともっとも安い金額が適用されるとのこと。利用を促進したいからだろうか?観光客には少々敷居が高い気もするが。
窓口で英語でこのあたり言われたが、よく分からないので、シンプルな"Pay as you go"にした。Depositが£3.00なので、£10.00をチャージして、合計£13.00支払った。すると、黒いケース着きでカードをくれた。カード自体は、日本のSuicaやPASMOよりちょっと薄くて、普通のプラスチックの板のような感じ。ケースにはわざわざ"Pleas reuse your card"とプリントしてある。普通のプリペイドカードのように捨ててしまう人がいるのだろうか?
使い方は日本と同じで、改札でタッチし、出るときもタッチする。注意が必要なのは出口のタッチ。Tubeの出口は自動改札が無いことがあるので、その場合は、通路の横にあるタッチ用のセンサーにタッチしておかなければならない。つまり、入るときと出るときに必ずタッチするように注意しなければならない。
また、自動改札が日本のように必ずディスプレイがあるわけではないので、よく注意していないと残高がわからない。
便利なカードだが、2年間使わないとアクティベーションが必要らしい。Webサイトでも番号を登録したり出来るようだ。
しかし、2016年に訪問した際は、7年ぶりなのに普通に使えた。なぜ?
これまたロンドンの名物。黒塗りのオースチンである。
流しでも簡単に拾うことができる。手を上に上げてではなく、水平に出して拾うとロンドンらしい。まず、乗る前に窓から運転手と行き先を交渉してから乗る。乗る場所は運転手の席と仕切られており、前後に向かい合って座ることが出来る。そのため、荷物付きでも4人で乗ることができる。
評判どおり、道はよく把握しているようで、信号待ちでとなりの車の運転手から道を尋ねられていたりする。
お金を払うときも、基本的に降りてから、窓から支払う。
注意点としては、undergroundの終電後など夜は急に数が少なくなることで、拾えず苦労したことがある。
また、市内の道は混んでいるので、急いでいるときはTubeを使った方が早くて安いこともあります。
赤塗りの二階だてバスもロンドン名物ですが、実はまだ乗ったことがありません。
ロンドンは食事がまずいと言われるが、私自身はそれほど気になったことはない。元来「お腹が減っていれば何でもおいしい」タイプであることに加えて、たくさんある各国料理を食べ歩いていることもある。最近は、Modern Britishということでイギリス料理店も質が向上しているらしいが。
パリのカフェのように、街中にPubがある。これもなかなか楽しい場所である。
Fish & Chipsは、魚に衣をつけて揚げ、Chips(ロンドンではフライドポテトのことをこう呼ぶのだ)を添えただけ、それ以上の創意工夫がなんら見られないものである。食べる時点で塩や酢をかけて食べるようだ。でも、酢をかけすぎるとしつこくなる。揚げたてで、少量食べたらきっとおいしいだろう。言われているほど、まずくないと思う。ただし、結構量があり、ひたすら同じ味であるために持久力が必要とされる。
1993年に行った際、レストランでスパゲティを食べたが、アルデンテどころではなく、煮込みうどんのような柔らかさだった。ウェイトレスが心配そうな顔をしてきて、"Food is good?"と聞いてきた。大人なので、スマイルで"Good"と言っておいた。
林望の「イギリスはおいしい」を帰国後読んだが、うなずけるところが多くて面白かった。曰く、「調理はまずいが素材は悪くない。」、「textureという概念がない。」など。味はシンプルだし、イギリス料理に拘らず、各国料理を食べ歩くとかなり楽しめるように思う。
ロンドンにはかなり大きな中華街(ヨーロッパ最大という話もある)があり、中華料理が食べられる。何も聞かずに箸が出されたので、皆箸で食べているのかと思ったら、周りはみんなナイフとフォークだった。顔を見て判断しているようだ。
中東料理もあって、1986年に行ったときクスクスも食べたが、これはすいとんみたいで、あんまりおいしいとは思わなかった。
中華街の中心通りにある店。2003年に4人で食べて、55ポンド10ペンスで、チップを加えて61ポンド払った。4人のセットを頼んだが、たっぷりのスープ、炒め物数種、チャーハンたっぷりだった。
Leicester Squareから中華街を抜け、Shaftesbury Avenueを越えると、様々な各国料理が並んでいる。インド料理店が集まっているが、実際にはパキスタン系が多いとも聞く。
44 Frith Street, Soho, London W1V 5TE
Tel: 020-7370 7617
Tel/Fax: 020-7244 8639
email: dlhibrasserieken@talk21.com
タンドリーチキンを中心としたコースを食べたが、非常においしく、それ以来何度も足を運んでいる。2003年に4人で食べたときは、ワインも飲んで72ポンド5ペンスで、チップも含めて79ポンド5ペンス払った。
2009年8月8日も訪問。タンドリーの盛り合わせなどでサービス料10%込みで£27.70。ちょっと頼みすぎて苦しかった。
Borough Marketの入り口にある魚の店。魚を選んで、料理法も選ぶことが出来る。
2007年8月17日に昼食を食べた。Sea Bass, Mashed Potatoes, Sauvignon Blanc Grlass, Espressoで£23.40、サービス料12.5%が加算されて、£26.32。まあ、高いけどおいしいはおいしい。
へー、と思ったのは、魚の種類それぞれに、妊婦は食べるな、とか基準が書いてあること。当然、食物連鎖で上にある魚ほど避けるべき、となっている。日本人はあまり気にしないが、イギリスでは結構気にしているみたい。
SOHO(26 GREEK STREET)のインド料理屋。2007年8月17日の夕食に、タンドリーやカレーを食べて£28.35。ちょっといまいちか。
ロンドンには街中にPubがある。これはもちろん飲む場所だが、昼間は手頃な値段で食事もとれる。夜は皆ビールを飲んでいるが、つまみらしきものを食べている人はほとんどいない。日本の喫茶店のように、一杯のビールをちびちび飲む感じ。
1993年に行ったときは、アルコールを出す時間に規制があったらしく、午後はがらんとしていたが、今ではその規制もなくなったようで、1日中にぎわっている。
ビールの頼み方にはコツがあって、"Half pint of Guiness, please!"のように頼む。half pintだと500mlくらい。もっと飲みたければ、half pintをpintにすればいい。また、Guinnessのところは、lager、bitter、stoutなど、好きなビールにすればよい。また、サイダーなど別の酒もあるので好きなものを頼めばよい。このサイダーというのは日本でいうジュースではなく、リンゴから作った酒。
「割り勘」というものはあまりやらずに、交互におごってやる、というものらしい。
1993年に初めてロンドンを訪問した際に、初めてミュージカルなるものを見た。そういう趣味があったわけではなく、ロンドンで有名な物だから、という理由だけで、Palace TheatreでやっているLes Miserablesを見た。これには衝撃を受けた。一回目はよくわからず、途中の休憩時間に間違えて帰ってきてしまったが、次の日にまた見に行って全部見た。ストーリー展開がはっきりしているのと、入場時に配られたパンフレット(最近は配られていないような気がする)を休憩時間に一生懸命読んだので、大体理解することが出来た。やっぱり生の役者がやっている舞台は、迫力や一体感があってすばらしいと思った。だが、隣に日本人の若い女性のグループが来て、そのうちの一人がいちいち他の仲間に解説するのには参った。皆静かに見ているのがわからないのか。恥さらし。
ミュージカルで、感銘を受けたのは、劇そのものだけではない。まずチケットが簡単に買える。プレイガイドはもちろん、事前に劇場に行けば、オペラ座の怪人を今晩見たい、というわがままを言わなければ大抵買える。一番下のフロアが一番高く、上に行くほど安くなるのだが、30ポンドくらいでかなり良い席が買えるし、一番安いところは10ポンドしないで買ったような気がする。また、劇場でチケットを買う場合、席配置図を見ながら好きな場所を買えるのだが、端っこや柱の近くなど見やすさ・見にくさによって事細かに値段が変えられており、非常にreasonableである。中学生くらいの女の子が席をいろいろ検討しながらチケットを買っていたのをみて、この国は本当に豊かだと思った。なお、ミュージカルなどの情報は街のスタンドなどで売っている"Time Out"というぴあのような雑誌を見て調べられる。とにかく膨大な量のミュージカルや劇が行われていることがわかる。
なお、「せっかくロンドンに来たのだから。」とあまり良い席を奮発過ぎると、まわりがドレスアップしていて場違いな思いをするらしい。カジュアルな格好で行くならば、あまり高くない席で。ただし、そうだからと言ってよく見えない、ということはない。
また、劇場にはバーなどがあったりして、開幕前に時間をつぶしたり、休憩時間に時間をつぶりしたりできるが、あまり飲み過ぎると、見ている間にトイレに行きたくなるので注意。経験からのアドバイスです。
2003年に家族旅行でLes Miserablesを見に行った際には、日本からticketmasterを利用して予約をしてから行った。便利になったものだ。チケットの受け取りは、Box Officeでの受け取りを選択した。これは劇場にあるチケット売り場で、予約時に利用したクレジットカードを提示して受け取る、というもの。私の場合は用心して、前日に取りに行ったが、Box Office自体が19:00くらいまでやっているようで、あまり焦って取りに行く必要はないようだ。
なお、どの劇場も日曜日は休みのため注意する必要がある。また、基本的に夜1回の公演だが、水曜日と土曜日はマチネと言って、昼にももう1回やることが多い。
超ロングラン。1993年、2003年に見た。展開が劇的なので、わかりやすい。最後のほうは、結構泣ける。
1996年に見た。古典的なストーリー。見る前に飲み過ぎて、途中でトイレに行きたくなって困った。
1996年に見た。ストーリーが無く、哲学的なところがあり、途中で寝てしまった。
多分1998年に見た。野獣が人間に戻る瞬間、みんな立ち上がって拍手していた。
2007年8月16日にDominion Theatreで見た。時間が早かったので、バーガーキングで軽く食べてから見た。ストーリーはRockが禁止されている未来、というあってないような。ビデオを多用した作りで、最後はアンコールもあって、大合唱で大いに盛り上がる。
2007年8月17日にShaftesbury Theatreで見た。ニューヨークの演劇学校を舞台に、歌って、踊って、青春、という典型的なミュージカル。
2009年8月15日に日本から予約しておいて、Prince of Wales Theatreで見た。Heathrowでの入国に時間がかかり、Heathrow Expressに乗ってホテルにチェックインし、タクシーで向かったのだが15分も遅刻してしまった。
ギリシャの街で居酒屋を営む母娘、娘が結婚するに際し、母に内緒で「父」の可能性がある3人を結婚式に招待することから起きる騒動。なんといっても全編ABBAのヒット曲で構成されている。私より一回りほど年配の人が多い感じで、おばさん達はABBAの曲でノリノリだった。最後は劇が終わってから、ヒット曲を2曲ほど歌うが、ほとんどみんな立ち上がっての盛り上がりだった。
2016年8月16日(月)にSavoy Theatreで見た。喜劇女優ファニー・ブライスの半自伝的ミュージカル。主人公がずんぐりした女優で、特徴的。ただ、コメディはなかなか難しい。
いろいろあるので、要点を。
いかにもロンドンというものだが、国会議事堂らしい。出入りしている車を見ると、ゴルフクラブの先に鏡がついたような道具を使って、車の下までチェックしていたことがある。
ここからTrafalgar Square方向に歩いていくと、いわば官庁街。左側に人だかりがしているところがDowning Streetの入り口で、首相官邸があるところ。入れないが。
もう少しあると、Horse Guardという騎馬兵の司令部がある。
Buckingham Palaceは女王陛下がいらっしゃるところ。
そしてBuckingham Palaceと言えば、衛兵交代の見学である。観光シーズン以外は毎日やっているわけではないようなので、のChanging the Guardと言う項目を見て、確認すること。宮殿の前にも次回衛兵交代の日時が掲示されている。
衛兵には出身地?などで何種類かがあるようで、日によって入れ替わる。
まず、新しい衛兵がやって来て、
宮殿の中に入り、儀式をやって、
古い衛兵と音楽隊が去っていく、というのが全体の流れのようだ。中の演奏では、ビートルズのYesterdayなんかもやっていた。
そのため、見る場所としてはいくつか考えられる。良い場所をとるには1時間くらい前には行った方が良いようだ。
なお、宮殿正面広場の階段で見る場合、階段両側の像とその台に上がってみるのがとても良いように見える。しかし、これには陥穽があり、儀式が始まる直前に騎馬兵が来て、像に上っているものは全て降りるように指示される。そのため、絶対にここに陣取らないこと。
1992年にウィンザー城が焼け、その修復費用捻出のために夏期は公開が始まった。2回ほど見たが、あんまり人の家を見ても・・・。
ここもロンドンらしいところ。Tower of Londonは、歴史のある建物だが、イギリスの歴史を理解していないとピンと来ないところもある。ただし、中にある王室の財宝の博物館は見る価値がある。
ロンドン塔として単独で世界遺産になっている。
巨大な博物館だが、入場料は原則としてタダである。ただし、5ポンド程度の寄付をして下さい、と入り口にはあるが。エジプト関係の展示多し。これ、全部持って来ちゃったの?という感じはする。
例えば、ギリシャのアテネを訪問しても、パルテノン神殿を飾っていた像の一部は大英博物館にある、と表示されている。
当然のことながら当該国とは問題になるが、大英博物館にあったからこそ、きちんと保存されていたということが否めない場合があるのも事実。大英博物館の言い分としては、ここにあることによって、時代や場所を越えて一度に見ることができる、というもの。
特にギリシャ関連や西アジア関連は充実している。大英博物館だけを見ていると、こんなにきれいに昔の物が残っているのかと思うが、現地に行くと遺跡は傷だらけ。大英博物館には保存状態がいい物が選ばれて持ってこられているということを感じさせる。
BA London Eyeはロンドンの新しい名所。2000年に出来たものなので、その後ロンドンに行く機会がなかったのだが、2003年にようやく行った。
名称は、BA London Eye、EDF Energy London Eyeと変わって、2016年時点ではCoca-Cola London Eyeらしい。
かなり大きなものなので、ロンドンの街からもその姿を見ることが出来る。
随分人気があるらしいので、事前に日本からBA London Eyeのサイトで予約をしていった。日にちと30分ごとの時間が予約できる。クレジットカードで支払をする。60歳以上などは割引がある。
2003年の酷暑で、一時運行が停止されたというニュースもあった。なんでも、冷房がないため、カプセルの中が50度にも達するため、とのこと。しかし、私が訪問したときには何の問題もなかった。
BA London Eye横の建物にチケット売り場がある。当日用のチケットは列が出来ていたが、事前に予約していた場合のコーナーは空いていて、公衆電話のような機械が並んでいる。その機械に、予約の際に使ったクレジットカードを1回さっと通せば、それだけでチケットが出てくる。これは便利。私はチケットだけではなく、ガイドブックも1冊予約していたのだが、その引換券もチケットと一緒に出てくる。この引換券は、「搭乗」するための列に並んでいると途中にある販売コーナーでガイドブックと交換してくれる。ガイドブックは結構しっかりした本で、建設の経緯などが解説してある他、上から見た景色の主要な建物が説明されている。
予約時間は15:30だったが、15:00くらいに列に並んだら、そのまま乗れてしまった。1周の時間は40分くらい。乗るところは大きめの透明なカプセルのような形をしていて、中央に座れるところがあるが、中を歩き回って外を見てもOK。天気が良かったので、なかなかよかった。眺めはさすがにいいです。
降りた後に、写真を売っている。どうやらどこかにカメラがついているらしく、それぞれのカプセルを撮影しているらしい。自分の乗ったカプセルの写真を買える。私は買わなかったが。
何度もロンドンには行っていたのだが、2007年8月17日に、はじめて訪問した。
とても大きな建物で、最初は入り口がどこかもよく分からなかった。£9.50。中に入ってもでかい。
ドームに上ることが出来るが、まず163段上ると内側の「ささやきの回廊」、そこから119段上ると外側の「石の回廊」、さらに152段上ると「金の回廊」となる。エレベーターなどはなく、登る階段の入り口には、「心臓が悪い人はやめてください」と書かれている。途中に係員がいるが、彼らも自分で上っているのだから大変だ。トイレに行くのも一苦労だろう。
苦労して上った結果得られる眺望はすばらしく、ロンドンを一望できる。景気が良く、オリンピックを控えているせいか、ものすごい数の工事をしていることがわかる。
地下には墓などが納められており、イギリスのための戦争で亡くなった人も記されている。日本で言うと、靖国神社のような役割もあるのだろうか。興味深いのは、戦った相手を書いていないこと。注意深く避けているのかも知れない。たとえば、アルゼンチンと戦ったフォークランド戦争であれば、南大西洋での戦い、といったように書かれている。
昔行ったときはなかったが、いつの間にか出来ていた美術館。発電所の建物を改装したものらしい。
Thames川に歩いてわたれる橋が出来ていて、セントポール大聖堂から歩いていくことが出来る。
もともと芸術がわからない上に、現代美術はさらに難解で、落書きというか意味不明な展示多し。しかし、下のフロアでやっていた、"Global Cities"という展示はおもしろかった。世界の10の大都市について比較し、都市問題を考える、というもの。東京は、公共交通機関での通勤割合がとても高いのですね。
それぞれの都市について、ビデオが流されているのだが、東京のビデオは、ワールドカップの時の映像で、青いシャツを着た人たちが、六本木のアマンド前交差点ですれ違いながらハイタッチをしている、というもの。なんかそこにいて恥ずかしくなったが、ありましたねえ、そんなこと。
イギリス国教会の寺院で、戴冠式などの王室行事が行われる。ちょうどビッグベンがある国会議事堂の裏にある。なお、国会議事堂はウェストミンスター宮殿と呼ばれていて、ややこしい。
ウェストミンスター宮殿、ならびに聖マーガレット教会を含むウェストミンスター寺院として世界遺産になっている。とにかく大きい。中には日本語の案内があり、オーディオガイドも日本語対応。入場は有料。
近くにはガンジーの像があり、インド人がたくさん集まって写真を撮っている。
トラファルガースクエアにあり、西欧の絵画を集めている。
日本語の案内、日本語のオーディオガイドがあるが、すべての絵に対応しているわけではない。こんなものが無料で見られるのはやはりすごい。
Picadilly LineのPicadilly Circus駅とLeicester Square駅の中間ぐらいにあり、観光客も含めて賑わっているあたり。ここから北に行くと中華街、SOHOになる。
ネルソン提督の像が立つ広場で、ナショナル・ギャラリーも隣接している。観光客が多い。
もとは青果市場だったところが再開発されてThe Marketというちょっとしゃれたショッピングセンターのようなビルができている。ここでも小規模だが蚤の市がある。The Market裏では、いつも大道芸をやっているが、レベルが高く、かなり面白いので一見の価値あり。
あまり多くの人が知らないかも知れないが、ロンドンでおもしろいものの1つ。私が行ったことがあるのはPortobello Marketだが、これは土曜日が中心のものなので、土曜日にロンドンに滞在するなら、是非行ってみたいもの。
Portobello MarketはNotting Hill Gateで降りて、少し歩いたところから始まる。とにかく、長い。最初はアンティークなどがあって、最後は青果なども売っている。がらくたのようなものもあり、見ているだけでもおもしろい。
2007年8月18日に再訪。泊まっていたホテルの近くだったので朝から行った。Market自体は相当朝早くからやっていて、朝はプロ向けの時間らしい。Marketは相当に広く、道脇の街灯にも案内が出ている。看板や警官がいて、スリに気をつけるように呼びかけていた。前からこうだっただろうか。相当に観光地化されてきている印象。見終わってNotting Hill Gate駅のほうに歩いていくと、ちょうど観光客が押し寄せてくる時間で、対向して歩いていくのが大変だった。
最近要チェックのSouth Bank。2007年8月17日にBorough Marketに行った。そんなに広くは無いのだが、ガード下のようなところに野菜、肉といった市場が広がっている。多分に一般客、観光客向けのようで、店先で立ち食いできるものも売っている。金曜日と土曜日にやっているようだ。
2007年8月18日に訪問。ちょっと変わったマーケットで、TubeのShepherd's Bushという西側の駅にある。同名の駅はHammersmith & City線とCentral線にあり、両者は離れている。マーケットはHammersmith & City線にあるので、Central線で降りてから、5分くらい歩いていった。
このロンドン西部の地域は、移民の街。インド系、イスラム系の人が多く住む地域で、町並みこそロンドンだが、このマーケット、というか露天街に行くと、店員はほぼ全員ターバンを巻いているし、食べ物もハラル・ミートとか、タロイモとか、キャッサバとかを売っている。キャッサバなんて本物を初めて見た。タロイモにはいろいろ種類があって、ある種は日本の里芋とまったく同じに見えた。
Portobello MarketやBorough Marketのように観光地化されていないので、地元の人(アフリカ系)ばかりのようだった。
ロンドンにはたくさんの公園がある。1つ1つが結構巨大である。芝生があるので、ちょっと腰を下ろす、というのは注意が必要で、鳥の糞やら、犬の糞が結構落ちていることがある。犬を入れてはいけないエリア、というのがあって、そこなら安心だが。また、池沿いなどに、ビーチであるような椅子がおいてあることがあるが、これも座っていると(安いが)料金を請求されることがある。
日本では珍しいが、リスが結構いて遭遇する確率は高い。また、雀もいるが、不思議と人間をおそれない。
ちょっと遠いが、センター・コートを見学することができる。ただし、駅からも何もない住宅地を結構歩くことになる。
いうまでもなく標準時の基準となった天文台(の跡?)。Big Benの近くなどからフェリーで行くことが出来る。東半球と西半球をまたいで写真を撮れたりする。
初めての海外旅行、初めてのロンドンでびっくりしたのは、アフリカ系や中東系の顔つきをした人がとても多いこと。日本でのイメージで白人ばかりだと思っていたので、認識を改めさせられた。特にファストフードの店員は白人が少ない。
到着の夜、TAKE AWAY(ロンドンではTAKE OUTと呼ばないのだ)のFish & Chipsの店に言ったが、メニューには魚の名前が英語で並んでいるばかりで困ってしまった。とりあえず一番上の何とかcodにしよう、と一緒に行った友人と相談し、列の後ろにくっつこうとしたところ、後に入ってきて並んでいた中東系の顔つきをした少年が、「あなたが先ですよ」というように前を譲ってくれた。さすが紳士の国といきなり関心。
なお、2007年に行ったところ、今度はファストフードの店員は白人ばかりだった。東欧系の人が増えている?
ロンドンの人はとても親切で、ちょっと困っていると"May I help you?"と助け船を出してくれる。道を聞くと非常に丁寧に、わかるまで教えてくれる。Undergroundの駅で尋ねたときは、"Can you read English?"と確認してから、表示板にこう書いてある電車が来たら乗れ、というように教えてくれた。1993年訪問の最後の日に、Greenwichに行ったとき、おじいさんが転んだら、道中の人が"Are you all right?"と集まって来たのもびっくりした。かといってべたべたとしているわけではなく、普段は全く放っておかれ、自由である。街でちょっとぶつかったり、ぶつかりそうになったり、前を横切ったりすると、"Sorry"(ロンドンではExcuse meではないのだ)と一声かける。この人と人の間隔の心地よさはロンドンの大きな魅力だと思う。
1993年のロンドン旅行では、職場の人から以前お世話になったロンドンの人に書類を渡して欲しいと冗談半分?で頼まれた。当時新人だった私は、旅行の一日を空けて、そのためだけに持っていったスーツと靴を身につけ、届けに行った。つたない英語でまず電話をしたところ、「打ち合わせでavailableではない」と言われた。そうか、都合が良いというのはavailableと言うのか、と学びつつ何とかアポに成功。ただ、渡しに行ったのだが、日本語の資料だったため、成り行き上概要を説明までしてしまった。相手はとてもフレンドリーでオフィスからの風景を見ながら、ロンドンの解説をしてくれた。「カメラを持っているか?」と聞かれたので、「日本人なので持っている。」と言うと、「写真を取れ。」というので、眺望を写真に取ってきた。「今日の午後にスケジュールがないのなら、Covent Gardenに行け。もともとfruits marketだったところだが、spirit of ロンドンがわかる。」と言うので、オフィスを辞してからCovent Gardenに行った。
イギリスを構成するスコットランドの首都で、歴史的な町並みが残り、世界遺産になっている。
イギリス旅行で2016年8月11日(木)の夜に羽田から到着し、2泊して8月13日(土)にヨークに出発。
8月なのに雨が多く、冷たい風が強く吹き、寒かった。
今年から祝日の山の日から夏休みに突入。
いつものことだが前日は仕事が忙しくなって帰宅が未明になり、出発が朝早いので準備をしながらリオのオリンピックを見ていたら結局徹夜。
行きは初めての羽田空港国際線ターミナル発だったので、吉祥寺駅から5:40のバスで出発、6:30ごろに到着。いつも成田空港なので変な感じ。時間に余裕があったので、カードでは入れるラウンジでうとうと。
8:50発のブリティッシュ・エアウェイズBA008便のB777-300で羽田空港を出発。席に着くやいなや爆睡。さすがに満席近かった。
ヒースロー空港に13:00少し前に到着、入国審査では女性の審査官に。滞在期間を聞かれ、入国カードに最初のエジンバラのホテルしか書いていなかったところ、エジンバラだけに滞在するのか聞かれたので、滞在地を順次説明。さらには最初にエジンバラに行くのになぜロンドンに入るのか聞かれ、エジンバラに行くためにはガトウィック空港に移動しなければならないことを説明。ちょっと引っかけのような。
ヒースロー・エクスプレスでパディントン駅まで行き、地下鉄に乗り換えてHolbornで下り歩いて大英博物館へ。
大英博物館を見てから(初めての)2階建てバスでヴィクトリア駅まで移動。
ガトウィック・エクスプレスでガトウィック空港まで行き、夕食にハンバーガーを食べてから、ブリティッシュ・エアウェイズBA2946便のA319でエジンバラへ。ここでも爆睡。
エジンバラ空港に22:30頃に到着。ひんやりとしていて、涼しいと言うより寒い。トラムの駅はすぐに見つかったが、バスで行こうとすると乗り場がわからず少し迷った。Coarch Stationとは別の空港のすぐ近くに乗り場があった。Airlink100というバスで市内へ。ホテルの位置からするとHaymarket Stationで下りなければならなかったが、行き過ぎてしまった。地図を見てホテルに向かうと、曲がろうと思った道が立体交差になって上を通っていて行けず、少し戻って階段を上り、暗くて狭い道を歩いて行ってMercure Edinburgh Haymarketホテルにチェックイン、実に50時間ぶりに就寝。
booking.comで日本から予約して2016年8月11日(木)から8月13日(土)まで2泊。この時期のエジンバラは混んでいるのか、なかなか空いているホテルが少なくて大変だった。
地下2Fの部屋だったが光も入り、きれいな部屋だった。朝食はバイキングでハギスもあった。
赤くはないが2階建てのバスが走り、トラムが走る。
トラムは一旦廃止されていたものが2014年に復活したもの。エジンバラ空港からチュ新市街の東側まで東西に走る。1回£1.60だが、一日券は£4.00なので、3回以上乗れば元が取れる。ただし、空港まで行く場合は高くなる。切符は乗り場にある自動販売機で買うが、一日券を買うときは一定金額以上なのでカードが使えた。その他、ICカードのようなものや、スマートフォンのアプリのようなもので乗る方法もあるようだ。乗ると係員が切符を見せるように求めるので、切符を提示する。
新しいせいか車両もきれいで、社内でWi-Fiを使うこともできる。
EdinburghにはWaverley駅とHaymarket駅があり、市の中心にあるWaverley駅のほうが大きく、始発終点となっているようだ。ヨーク行きの切符を日本からオンラインで買ったが、Edinburgh出発としか書かれていなかった。Edinburgh Waverley駅から普通に乗れたが。
ロンドンに何回も来ていて知らなかったが、イギリスって水道水が飲める。レストランでTap Waterを頼むと日本のようにどんと大きな容器で出てきて、普通においしい。知らなかった。
スコットランド料理として名高い(悪名?)ハギスは、羊の胃袋に羊の内臓を入れてゆでた料理。説明だけ聞くと恐ろしい感じがするが、穀物と一緒に詰めるので、ぽろぽろとしたそぼろのようで、味もソーセージのような普通の味。レストランで頼むとマッシュポテトとソースのようなものと一緒に出てきた。朝食のバイキングでも普通にあった。
スコットランドと言えばスコッチウイスキー。周囲を見るとみんなビールやワインを飲んでいるように見えるが、レストランでも複数の種類が少しずつ出てくるテイスティングメニューがある。普通にストレートで出てきて、テイスティングと良いながら、結構量があるので酔っ払う。値段は日本と変わらない。
深夜に到着して一泊した後の2016年8月12日(木)と、その翌日の8月13日(金)の二日間観光。一日目はほとんど雨で冷たい風が強く、寒かった。二日目は朝は晴れていて一時日が差して暖かかったものの、一瞬雨がぱらつき、後は曇りでそれなりに快適だった。
当初は8月12日に郊外のウイスキーツアーに申し込んでいたが、人数が少ないのかキャンセルとなってしまった。ただ、旧市街のRoyal Mileに見所は多く結果的にちょうど良かった。
エジンバラと言えば、毎晩行われる音楽の祭典ミリタリー・タトゥーが有名だが、知ったときには満席で予約できなかった。残念。
2016年8月12日(木)最初の観光はトラムでPrinces Roadまで行き、Royal Mileへ。エジンバラの街は旧市街と新市街に分かれているが、丘のようになった中心の尾根を走るのがRoyal Mile。エジンバラ城をからホリールードハウス宮殿まで緩やかに下り道になっている。観光地が集中していて、場所によっては歩行者天国になっている。訪問した8月はFestivalの季節らしく、ストリートミュージシャンや大道芸人もいて賑やかだった。
Royal Mileの途中にある大きな大聖堂。中を見てもこれぞゴシックという建築。
Royal Mileの途中にある。こぢんまりとした博物館。エジンバラの昔の生活が展示されているが、かつてのエジンバラは衛生状態も悪く劣悪な都市環境だったようだ。
Royal Milesの下端にあるのがホリールードハウス宮殿。日本語のオーディオガイドも選べ、最初はチャールズ皇太子の挨拶から始まる。
様々な部屋があり、贅を尽くされている。寝室もあるが、昔は寝室は見せるものだったそうで、そのため豪華に飾られていたとのこと。
スコットランド女王のメアリーは、ダーンリー卿と再婚していたが、秘書のダヴィッド・リッチオを重用するようになり、ダーンリーは嫉妬に狂い、メアリーの目の前でリッチオは殺されてしまう。その場所も見所?になっている。
隣には崩れかかったホリールード寺院が残されており、庭園にはあじさいが咲いていた。日本原産の花に合うと感慨深い。
併設のクイーンズ・ギャラリーはそれほど大きくない。常設展と言うより特別展をやっているようで、公園に関する絵(Painting Paradise - The art of the garden)を展示していた。
ロイヤル・マイルにある博物館で、エジンバラの歴史が展示されている。陶磁器など物の展示が多い。
国立スコットランド博物館は、ロイヤル・マイルから少し離れているが、巨大な博物館で、東館と西館に分かれている。まずは東館。ここでは動物など自然史の展示、文化人類学的な展示がなされている。研究者がいるのか、なぜか北海道のアイヌの展示も充実していた。中央には科学技術の展示があり、F1や飛行機も展示され、このあたりはうまいなと感じる。
天気もよくないので、ここで一旦ホテルへ。
ホテルで休憩してから、再びトラムでまずEdinburgh Waverley駅まで行き、翌日のYorkまでの切符を受け取ってから、Old Cityまで行き、昼食抜きだったのでWhiski Roomという店でビールとハギス。水は水道水(Tap Water)を頼むことが出来た。普通に美味しい。
そして4種類のスコッチを楽しめるメニューが複数あり、一つ頼んだら食事の合計で50ポンド近くかかってしまった。ウイスキーは名物であるが、安くはない。4種類それぞれそれなりに量があり、普通にストレートで出てくるので、結構きつく、酔っ払う。トラムでホテルに戻って就寝。
2016年8月13日(金)ホテルをチェックアウトし、荷物を預けてトラムで出かけたが、ホテルに貴重品一式を忘れたことに気がついて一旦ホテルへ。かなりどきどきしたが、無事回収してから再びトラムでPrinces Roadまで行き、国立スコットランド美術館。
かなり大げさな地中海様式の外観だが、中身は落ち着いた雰囲気で、西洋画が展示されている。
エジンバラ城の近くにある人気のアトラクション。混んでいることがあると言うことで、予約をしていったが、受付で名前がないと言われる。よく確認したら、自分で日にちを間違えて翌日の予約をしていた。事情を話して、入場してもらった。
樽のような椅子に座ると、自動的に動いて、ウイスキーの作り方が解説が放送される。言語を聞かれてセットされ、日本語で解説される。
それを降りるとオーディオガイドが渡され、再び日本語にセットされる。今度は人と映像による解説が行われるが、言うことが決まっているのか、オーディオガイドで日本語を聞くことが出来る。こすると香りがする紙が配られ、スコッチの代表的4種類、Lowlandは柑橘系の香り、Highlandは花の香り、Speysideは洋なしやバナナなどの熟れた匂い、そしてIslayは煙いという説明。大量のウイスキーが展示された部屋でテースティンググラスをもらい、一杯のテースティング。
申し込んだコースではさらに4種類のスコッチのテースティングが可能で、じっくり味見。水がついてくるが、ストレートなので結構強い。
エジンバラ城はロイヤルマイルの一番上にあり、エジンバラ観光のハイライトの一つ。岩山の上に立っていて、眺めも大変よい。
見学後、場内のカフェでピザを食べてから、最後にもういちど国立スコットランド博物館へ。
前日に東館しかみられなかったので、西館を見学。西館は東館と一転して、スコットランドの歴史が展示されている。先史時代から、現代のスコットランドの産業まで、フロアに分けて展示されている。
2016年8月13日(金)、国立スコットランド博物館を見た後にトラムでホテルに戻り、預けた荷物を受け取ってから、再びトラムでEdinburgh Waverley駅へ。
Bermingham New Street行きの電車で18:08にヨークに出発。想像していたより意外にきれいな列車だが、結構混んでいて満席に近い。
イングランド北部、城壁に囲まれ、中心に巨大な大聖堂が建つ歴史がある街。古都という感じでしょうか。ローマに征服され、その後ヴァイキングに征服されてJorvikと呼ばれた。
大規模な鉄道博物館があり、それも見所。
イギリス旅行で2016年8月13日(土)にエジンバラから到着し、1泊して8月14日(日)にリヴァプールに出発。
エジンバラのEdinburgh Waverley駅をBermingham New Street行きの電車で18:08に出発。結構混んでいたがきれいな車両で、有料だが社内でWi-Fiも使えるようだ。ただし、席は結構狭い。空港行きの列車のように大きな荷物を置く場所があり、また、自転車を乗せる場所がある。
York駅に20:41に到着。駅自体もしゃれた建物。歩いてBEST WESTERN PLUS Dean Court Hotel Yorkにチェックイン。
2016年8月13日(土)~8月14日(日)に1泊。
York Minsterの目の前にあり、さらに泊まった部屋は正面にYork Minsterが見えるとても広い部屋だった。
朝食はシリアルなどがバイキング形式で出される他、温かい食べ物は注文できる。スクランブルドエッグとソーセージを頼んだが、スクランブルドエッグはスモークサーモンを和えてあって、とてもおいしかった。
到着した2016年8月13日(土)は夜遅かったため、パブでビール2杯とピスタチオ。食事の提供時間は終わっていた。日本のように夜でも何でも開いているという訳ではないことを痛感したが、地元のビールは美味しかった。ホテルに戻って就寝。
2016年8月14日(日)、ホテルをチェックアウトして荷物を預け、観光に。ヨークの街は歩いても楽しい。
歩いてまずはClifford's Tower。小山のような上にあり、陽気な切符売場でチケットを買って、中に入る。かつては屋根があったが、現在では失われてしまっている。上からはヨークの街並みが見渡せる。
切符を買おうとしたら、受付の若い女性に"Which country are you from?"と"county"が「コントレ」としか聞こえず、何度も聞き直してしまった。"Where are you from?"と聞き直されてわかったが・・・。お薦めに従って、YMT Cardを購入。
二つの部分に分かれている。女性監獄だった部分では、昔の暮らしぶりが時代別に再現されている。これはかなり力が入った展示で、時代別の食事部屋や台所が再現されているだけではなく、時代別のおもちゃがある。食習慣については面白いことが書いてあって、今ある言葉であるdiner、breakfastの意味は昔は異なっていたという。昼食べている食事をdinerと呼んでいたり、食間の軽食をbreakfastと呼んでいたり。さらには昔の町並みがジオラマでそっくり再現されていて、そこを歩くことができる。
もう一つの部分では、第一次世界大戦。イギリスでは"The Great War"と呼んでいるようで、その展示が充実している。
1760年代に建てられた邸宅。
部屋の一つ一つに係員がいて、丁寧に説明してくれる。たとえば食事をする部屋は、天井の漆喰の飾りも食べ物に関する意匠になっている。往時は4時くらいから何時間も食べたり飲んだりし続けたとのこと。面白いのは、魚を材料にした料理は魚の形、鳥の料理は鳥の形を模していて、何を食べるのかわかるようにしていたという話。
いずれにせよ、肉と酒ばかりだったために健康状態も悪く、野菜ばかり食べていた召使いの方が長生きするくらいだったとのこと。さらに、歯もひどい状態になっていて、この時代の絵の人物が皆口をしっかり結んでいるのはそれも理由ではないかとのこと。最後にすごい話はトイレがなかったという話。飲んでいるので当然用を足したくなるが、「ポット」があってそれを使って用を足していたとのこと。必要に応じてスクリーンで仕切ってその場で済ませていたらしい。
ヨークがヴァイキングに支配されていたことにちなんだアトラクション。一時的な問題かもしれないが、展示内容もほぼワンフロアのみで少し物足りなかった。
14世紀中頃に建てられたホールとのことだが、イベントで入れず、外からしか見られなかった。
ヨークのランドマークとなっている建物。かなり巨大で、初めて見るとびっくりする。
絵に描いたように典型的なゴシック建築だが、最初は小さな建物として建てられたものをロマネスク様式として拡張し、さらにそれをゴシック様式で拡張したものらしい。上から見た形もラテン十字にしては東向きの上の部分が長いが、これも拡張時に延長した結果とのこと。
有料で、チケットはHallとUndercroftとセットになっていてundercroftとは何だろうと思ったら、地下の展示のことだった。地下は新しく作られたもので、どうやらYork MinsterのCentral Towerが崩壊寸前と言うことで強化した際に作られた空間らしい。York Minsterはかつてのローマ帝国の城壁の上に立っていて、その一部を見ることができる。
城壁を出たところにある美術館。1階は第一次世界大戦に関する絵画で、2階は古い西洋画と陶器。陶器は古いものではなく比較的新しいもので、複数の作家別に展示されていたが、その一つが東工大の学科の大先輩である濵田庄二だった。
公園の中にあり、周囲には陽光の下でくつろぐ人が沢山いた。
ローマ帝国に征服されていた時代、ヴァイキングに征服されていた時代とヨークの歴史がわかる展示の他、自然史についての展示もあり、地球の歴史上起こった4つの大絶滅について展示がされていた。
見学後、近くのコーヒー屋でコーヒーとサンドイッチで軽く昼食をとり、荷物を取りにホテルに。
街とは駅の反対側にある大きな博物館。様々な機関車、客車が展示されている。
蒸気機関車としては世界最速だったMALLARD号もあって、なかなかかっこよい。
高速鉄道のコーナーには新幹線0系が展示されていて、ここだけ日本企業の寄付のせいか、日本語の説明もある。高速鉄道はコスト高であり、それを回避すべくイギリスの鉄道は斬新的な発展を選んだが、その結果としてモータリゼーションで奪われた旅客を取り返すことが出来なかった、との率直な解説。車内に入ることも出来、なかなか懐かしい。
2016年8月14日(土)国立鉄道博物館(National Railway Museum)を見学してから歩いてYork駅へ。
Liverpool Lime St.行きの列車で17:15発の列車でリヴァプールへ出発。
マージー川の河口の貿易港として栄え、奴隷貿易の拠点ともなった。様々な物を輸出してきたが、この街最大の輸出品はなんといってもビートルズ。
衰退していたといわれているが、湾岸は再開発され、観光地としてよみがえっている。また、街区は世界遺産となっている。きれいな街並みに、日本の衰退した地方との違いを考えさせられる。
イギリス旅行で2016年8月14日(日)にヨークから到着し、1泊して8月15日(月)にマンチェスターに出発。
2016年8月14日(日)にヨークを17:15発。19:20に終点のLiverpool Lime St.駅に到着。Liverpoolには駅がいくつかあるが、ここが中心。
駅でウェブ予約しておいた次のManchesterまでの切符を受け取る。どの駅にもこのような自動販売機があり、クレジットカードを入れて、暗証番号を入れると切符が出てくる。
地下鉄Wirral Lineに乗り換えてJames Streetまで行き、港近くのHoliday Inn Express Albert Dockにチェックイン。
港沿いの再開発地域、Albert Dockの建物の上階に入っている。Holiday Inn Expressなので、広いが簡素な作り。
到着した2016年8月14日(日)は、ホテルにチェックインをした後、近くのAlbert Dock内のレストランで、鱸とビール。デザートまで食べてしまった。ウィイトレスに「ドセはいるか。」と何回も聞かれてよくわからなかったが、デザートのことだった・・・。標準イギリス英語とも発音違うよね・・・。
翌日の2016年8月15日(日)に、ホテルをチェックアウトして荷物を預け、観光開始。
リヴァプールはマージー川の河口に開けた港町だが、港沿いは再開発されてアルバート・ドックと呼ばれている。レンガ色の建物が建ち、レストラン、ホテル、博物館などが集まっている。
河口だからか、結構干満で水位が変わる。
港からリヴァプール大聖堂へ歩いて行くと、途中で中華街を通る。リヴァプールは港町なので古くから中国とのつながりがあることを感じさせる。ただ、歩いていて中国人ばかりかというとそんな雰囲気ではなかった。
ちょっとした高台に立っている巨大な大聖堂。1978年の完成と古いものではないが、英国国教会系としては最大の物とのこと。
入ると日本語の案内もある。上からはリヴァプールを一望できるが、新しい建物なので、途中までエレベーターで上がり、階段で上る。階段の途中で、シャンデリアをつり下げる天井の構造を見ることができる。
階段には、眺めを見たら#tweetfromthetowerを付けてツイートしてね、としつこく書かれている。日本はまだまだそういうセンスがまだまだ不足していると思う。
Liverpool Lime St.駅の近くまで歩いて、リヴァプール世界博物館。世界の動物や文物が並べられているが、やや子供向きな印象。日本のコーナーには蒔絵や鎧、刀もあってすごいが、これをみたイギリスの人は、今でも侍が歩いていると思ってしまうような気もする。
お隣は中央図書館。入口には様々な作品名がデザインされていて、ちょっとしゃれている。
続いてこれまたLiverpool Lime St.駅近くのウォーカー美術館を見学。これまた日本語の案内が準備されている。
港に戻る途中でマシューストリートを通過。全然詳しくないが、ビートルズが出演していたクラブがあった場所、ということで、ビートルズの音楽が流れる観光地となっている。
港近くでたっぷりと昼食を食べ、再び港へ。リヴァプールの三美神と呼ばれる三つの建物が並んでいる。これも世界遺産の構成要素となっている。
アルバート・ドックにあり、海事博物館の上階が奴隷博物館になっている。
海事博物館では、タイタニック号について詳しく説明されている。
そして奴隷博物館。悪名高い三角貿易(奴隷貿易)は、ヨーロッパから戦士製品や武器をアフリカに売り、アフリカで買った奴隷を中南米に売り、中南米からヨーロッパに砂糖を持ってきた。リヴァプールはこの貿易の拠点となり、大いに栄えた。説明が多いと言うよりも、多分にイメージ的な展示と感じたが、アフリカにも固有の文化があったこと、奴隷の輸送がどのように行われたか、現代でも奴隷問題があること、などが紹介されている。リヴァプールの賦の部分の展示だけに、ちょっと腰が引けていると思ったのは偏見か。
最後はリヴァプール博物館。2011年に開館した新しい博物館。
ほとんど時間がなく、途中で閉館になってしまったが、リヴァプールの歴史がビートルズも含めて詳しく展示されている。印象的だったのは丸々一室中国の展示があることで、リヴァプールでの中国人の歴史なども説明されている。中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)にイギリスがさっさと参加して日本人としては複雑な思いですが、イギリスと中国というのは古くからのつながりがあるということを改めて考えさせられた。
パブで少し飲んでからハンバーガーを食べ、ホテルに戻って就寝。
016年8月15日(日)にリヴァプール博物館を見てからホテルに戻って荷物を受け取り、歩いてLiverpool Lime St.駅へ。
暑いので駅でアイスコーヒーを飲んでから、17:52の列車でマンチェスターへ出発。
イギリスの最大都市はロンドンだが、それに次ぐ都市はどこかというとドングリの背比べらしい。その第二の都市の一つがマンチェスター。綿工業が発展した産業革命の中心地で、個人的に好きなSwing Out Sisterの出身地でもある。
イギリス旅行で2016年8月15日(月)にリヴァプールから到着し、1泊して8月16日(火)にロンドンに出発。
リヴァプールから到着。Liverpool Lime St.を17:52に出発。ほぼ満席。やはり荷物置き場と自転車を置くスペースが設けられており、日本のように車内販売もあった。
Manchester Piccadilly駅に着く手前のManchester Victoria駅でほとんどの人が降りてしまった。終点が近づくと、隣の人がポケモンGOを起動していた。
定時の18:41を過ぎた18:50頃にManchester Piccadilly駅に到着、歩いてHotel Gothamにチェックイン。
2016年8月15日(月)に一泊。
立派なビルの上階で、部屋は凝りに凝った内装、演出。高層ビルなので朝食の眺めもよい。
朝食にスクランブルドエッグを頼んだら、スモークサーモン入りで美味しくて感動。
到着した2016年8月15日(月)は、時間が遅かったこともあり、ホテルにチェックインした後、周辺を歩いてパブでビールを飲み、バーガーキングでハンバーガーを食べて寝てしまった。
一泊した2016年8月16日(火)朝、ホテルに荷物を預けていざ観光開始。
ヨーロッパの市役所はどこも立派だが、マンチェスターの市役所もゴシック風で立派。
市役所の先には図書館。やり過ぎと思えるほローマ風。イギリスでは博物館や図書館は(周囲の建物がどんな様式であっても)地中海様式の建物となっているのをよく見る。よくある博物館のアイコンも、こうした国ならすぐにぴんとくるものなのかもしれない。
イギリスでもこの辺りはローマ帝国の支配が及んでいた時期があるので、ローマ時代の遺跡が残っている。科学産業博物館の手前に小さな公園があり、門が立っている。これはもちろん復元されたもの。周囲の地面には本物の遺構らしき石組みの跡があった。
産業革命の舞台となったマンチェスターの科学産業博物館はマンチェスターの中でも見所となっている。ほとんどが平屋だが4つほどの大きな建物から構成されていて、駅だった建物もある。
この建物は市場として使われていた建物で、中には飛行機や車が展示されていて、好きな人にはたまらないと思う。ロールス・ロイスはマンチェスター発祥の企業とのことで、ロイスさんが作った車をロールズさんが売ることにしたことで始まったのだそうだ。
蒸気機関、エンジン、発電機などが並んだ建物があり、いくつかは動かしているし、定期的に説明員による解説が行われている。エンジンなんて余程のマニアでなければ並んでいても面白くないと思いきや、意外に楽しい。蒸気機関自体大きいので機械として迫力があるだけではなく、それぞれの機械が「本物」で、いついつまでマンチェスターのどこで使われていたものです、と書かれていたりして、まさにここで産業革命が進行したのだなあ、という実感がある。
一番人気はやはりCotton。綿織物のブロックがあり、一段下がったところに綿織物のための機械が並べられている。これも定期的に説明員による解説があり、一つ一つ動かして見せてくれるので、周囲は見物客でいっぱいになる。
一目見て感じるのは機械の種類が多いこと。製糸とは蚕糸のようにもともと長い糸をより合わせて太い糸にしていくことだが、紡績というのは木綿のような短繊維を糸にすること。その長さでは使えないので、太くするだけではなく、長くするために撚り合わせて「紡ぐ」ことが必要になる。
まず、原料の木綿からゴミを取り除き、プレスするようにして板状にする。そして、その板から細長い形にして、とぐろを巻いた蛇のように大きなパイプのようなものに入れていく。
後は細い綿を合わせて撚り、引っ張って撚りを繰り返していく。
最後は糸を縦横に織って布にして完成。
マンチェスターは、往時は世界の綿織物の70%を生産していたと言います。マンチェスターが綿織物の中心となった理由としては3つ挙げられています。
2016年8月16日(火)、科学産業博物館から市役所を通って歩いて戻ってホテルで荷物を受け取り、トラムでManchester Piccadily駅へ。
駅で急いで鶏の手羽を昼食を食べてサイダーを飲み、14:55の列車でロンドンに向けて出発。17:00過ぎにLondon Euston駅に到着。
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