最終更新日 2001/1/6
国名 | Norge(ノルウェー語)、ノルウェー王国、Norway(英語) |
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国土 | スカンジナビア半島の西側。国土の大半は山。そしてフィヨルドが発達している。結局、平らなところがない。 |
気候 | 南部はCfbとCfc、北部はDfcおよびET |
人口 | 約438万人(1996) |
民族 | ノルウェー人がほとんど |
宗教 | プロテスタント |
首都 | Oslo |
経済状況 | 一人当たりGNP34,510ドル(1996) |
時間 | 中央ヨーロッパ時間(GMT+1)、ただし夏はサマータイムで1時間繰り上がる。 |
国番号 | 47 |
観光客 | 288万人(1995) |
ノルウェー語
インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派。でも、みんな英語が話せる。
ありがとう | Takk | タック |
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どうもありがとう | Tusen Takk | テューセン・タック |
こんにちは | Hei | もっと言い方を書いてあるものもあるが、みんなこれを使っているみたい。 |
ノルウェー・クローナ(NOK)。補助通貨単位はØreというが、見たことない。2001年現在、1NOK = 15円くらい。
日本人は3ヶ月以内なら不要。
Osloはノルウェーの首都で、フィヨルドに面した港町である。
1995/7のスカンジナビア半島一周で、7/12(水)にスウェーデンのStockholmから鉄道でOslo中央駅に到着した。地下鉄で移動するOslo郊外のSCANDIC HOTELに一泊して、7/13(木)に鉄道(NSB)でVossへ出発した。
スウェーデンとノルウェーの国境はパスポートチェックもなく、なんとなく通り過ぎてしまう。ただ、スウェーデンではVolvoとSAABばかりだったのが、ノルウェーに入ってからはそうではなくなったようだ。
Osloの港には船がたくさん泊まっているが、並んだ船がビアホールのようになっていた。これは楽しそうなので、1つの船というかレストランに入り、ビールを頼んだ。回りを見渡すと、みんな、日本での枝豆のようにゆでた小さな海老を食べていたので、ウェイトレスに頼んだ。すると、"One litter? Half litter?"と聞かれた。遠慮してHalf litterにしたが、結構ボリュームがある。ただゆでただけで、マヨネーズが添えられていて、それを手で皮をむきながらビールを飲む。これが最高!
1995/7のスカンジナビア半島一周で、7/13(木)にOsloから到着した。まず、Oslo中央駅から鉄道でMyrdal(ミュールダール)まで行き、Flåm線に乗り換えてFlåm(フロム)まで行った。FlåmからはフェリーでフィヨルドをGudvangen(グドバンゲン)まで行き、GudvangenからはバスでVossに到着した。Youth Hostel(Voss Vandrerhjem)に一泊して、7/14(金)に鉄道でBergenへ出発した。
ノルウェーの長距離列車は予約が必要で、日本から予約していったはずだったが、とれていなかった。一緒にいた友人になだめられて、なんとか切符を買って出発。
OsloからBergen行きの列車は、日本で言えば東京から大阪に行くようなものだが、Thomas Cookの時刻表でもとりあげられるくらい、眺めが良い。とにかくダイナミックな山がすごいのだが、前に座っているノルウェー人らしき若い女性はグーグー寝ていた。私たちは窓に張り付いて外を見ていた。しかし、私たちもノルウェー旅行後半になると、結構寝るようになった。どこに行ってもそんな景色だから!
Myrdalという駅で乗り換えて、Flåmへ向かうが、この短いFlåm線もすごい。当たり前だがフィヨルドは海抜0mなので、Myrdalからフィヨルドに面したFlåmまで一気に下る。途中、なぜか電車が停車して、滝を見物できる。これもダイナミックで写真を撮った。
Flåmからはフェリーに乗り換え、フィヨルド見物をしながら移動する。これがまたすごい景色。周りは山ばかりなのだが、山の頂上には万年雪が積もっている。で、どの山も形(断面)が、日本の山と異なり、逆U字型をしている。そのため、山の頂上の万年雪が解け、ほとんど垂直のがけを滝のように行く筋にも流れ落ちてフィヨルドに注いでいる。
そんな地形なので、ほとんど人が住むようなところはないのだが、少しでも傾斜が緩やかなところに密集して家が建っている。
Gudvangenでフェリーを降り、Vossまではバスで上るのだが、この景色もすごかった。本当にジグザグに、徐行して山をバスが登っていく。途中で景色がよい店の前で休憩のために停車するのだが、その店の裏から見下ろした風景は絶景で、絵葉書にもなっている。
到着したVossは、とても美しく、静かなところだった。湖に面しているのだが、鏡のような湖面に、万年雪をいただいた山が移っていた。ちょっと足を入れるととても水が冷たいのだが、ノルウェー人と思われるおばあちゃんの集団旅行者が、きゃあきゃあいいながら水着で水に入っていた。信じられない。
Bergenは、ノルウェー第二の都市で、大西洋に面している。気候的に雨が多く、ほとんど晴れた日がないらしい。たまたま私たちが行ったときは晴れていた。
1995/7のスカンジナビア半島一周で、7/14(金)に鉄道でVossからBergen駅に到着した。Bergenには昼間のみ滞在して、夕方には沿岸急行船(Hurtigruten)で出航した。
日中しかいなかったが、ケーブルカーで山に登って景色を見たり、結構楽しめた。
Bergenの港では、市場が開かれる。これが楽しい!
鮭や、グロテスクな魚まで、いろいろな魚が売られている。しかし、蛸や烏賊のたぐいはない。蟹も売っている。蟹については、ゆでたものが、スプーンつきで売られている。ゆでたての蟹を買って、食べたところこれがおいしかった!
港のところで人が集まっているので見てみると、逆バンジー?をしていた。クレーンがあって、そこからゴムのひもが下がっていて、そこに人を結び付けて離すと、上にびゅーっと上がっていくというもの。女の子がきゃあきゃあ言ってやっていた。
Bergenの駅に着いて、駅のTourist Informationに行き、沿岸急行船に乗りたいと言うと、お兄さんが満面に笑みを浮かべ、「簡単だよ、ここに電話するだけでいいんだ。」と言って、パンフレットをくれた。私たちはアルカイックスマイルを浮かべ、礼を言って、パンフレットを受け取って外に出た。
外に出てから、誰が電話するかを友達とじゃんけんした。負けた。そこで、必死に英語で電話をした。船は思いのほかややこしかった。何日に、どこからどこまで、というほか、泊まる部屋のクラスは何か、窓のある外側か、窓のない内側か、何人で泊まるのか、など聞かれて、しどろもどろになった。何だかよくわからないのだが、最後に、"Reservation is OK?"と言ったら、"OK"と言われた。ノルウェーでは日本で言うツインを"double"というらしい。心配だったので、"Double means two seperated beds?"と聞いたら、電話のお姉さんに笑われてしまった。きわめて重要な点だったのだが。
電話を切ってから、帰ってきちんと予約がとれているか心配になった。夜出る船だったので、乗れないと泊まる場所がなくなってしまう。乗り場もわかりにくかったが、なんとか船に乗れた。
ちなみに、私の名前はともかく、アルファベットで複雑な友達の名前は全然違う名前になってしまっていたらしい。非英語圏では、アルファベットを違う呼び方をするので、英語で言った場合に間違えることが多いのだそうだ。私の名前も、Stockholmの空港では、テー・アー・カー・アー・イー・アーと言われていた。
Ålesundはノルウェーの大西洋沿岸にある美しい港町。電車は来ていないので、船で行くことになる。帰ってきてから知ったのだが、Ålesundは日本への鯖の輸出拠点なのだそうだ。
1995/7のスカンジナビア半島一周で、沿岸急行船(Hurtigruten)でノルウェーをBergenからTrondheimへ向かう途中、7/15(土)に寄港、一時下船した。
船が港に着くと、まずいろいろな荷物を投げ下ろしていた。船が重要な交通手段なので、沿岸急行船が通信・物流の役割も担っているのかもしれない。
街を歩くと、いかにもノルウェーと言う感じのセーターがあったので買った。店のお兄さんは、俺は日本語を知っているぞ、と言って、イチ・ニー・サンと言っていた。
1995/7のスカンジナビア半島一周で、7/16(日)朝に沿岸急行船でBergenから到着した。下船してYouth Hostel(Tronheim Vandrerhjem Jarlen)に一泊して、7/17(月)に鉄道でBod&oshash;へ出発した。
日曜日の朝に着いてしまったので、街が静かだった。夕食に行ったレストランが最高においしかった。
Bodøは北極圏にある小さな町。
1995/7のスカンジナビア半島一周で、7/17(月)に鉄道でTrondheimから到着した。駅に隣接するYouth Hostelに一泊して、7/18(火)にバスでNarvikへ出発した。
Trondheimからは電車で移動した。静かな海沿いを列車が走って行き、景色がきれいだった。北極圏に入るとき、見落としてしまうような小さな標識があった。
Bodøは小さな町で、大通りが一本あり、それで街がおしまい、というようなところだった。他の部分は静かな住宅地だった。
夕食に食べたサーモン・スープが最高だった。
1995/7のスカンジナビア半島一周で、7/18(火)にバスでBodøから到着した。Youth Hostel(Narvik Vandrerhjem Nordkalottten)に一泊して、7/19(水)の夜に寝台鉄道でStockholmへ出発した。
ノルウェーを北上する鉄道はBodøで終わってしまうので、BodøからNarvikへはバスで移動した。途中、バスごとフェリーに乗ってフィヨルドを渡ったりする。
Narvikからは鉄道がスウェーデンに向かって走っている。聞いたところによると、Kirunaの鉄鉱石の積出港なのだそうだ。寝台列車でスウェーデンのStockholmまで行こうとしたのだが、いっぱいで、クシェットしか取れなかった。クシェットというのが簡易寝台で、蚕だなのように寝る。1つのコンパートメントに4人寝るのだが、結構狭かった。窓から景色を見ていたら、となかいが見えた。
NarvikからKirunaまでの間の景色もすごくて、山肌を張り付くように列車が走っていく景色は絶景だった。
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