最終更新日 2018年10月15日
カナダは、北米大陸の北半分を占める広大な国。アメリカ合衆国と同じようで、ちょっと違う雰囲気。。
2018年にキューバ・カナダ旅行で訪問。
国名 | カナダ、Canada(英語) |
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国土 | 北アメリカの北部。 |
気候 | Dfb、Dfc、ETなど |
人口 | 約3467万人(2012) |
民族 | 白人とカフカス系80%。 |
宗教 | カトリックが43%、プロテスタント23%、イスラム教2%。 |
首都 | オタワ |
経済状況 | GDP39,182ドル(2008) |
時間 | UTC -3.5~-8 |
観光客 | 1610万人(2010) |
英語、フランス語。
機内、空港では表示もアナウンスもすべて両方の言語。同じことを2回言うので、英語もやたら早口だと思うのですが、気のせいでしょうか。
トロントでは、空港も空港からのUPも博物館も英語が主で下にフランス語が書いてあったが、市内に入ったら地下鉄の表示・広告・アナウンスもレストランのメニューも英語だけだった。
一方、トロントからモントリオールの空港に来ると、フランス語が主で英語が従になっていた。
その他、イヌイットは独自の文字があり、オンタリオ美術館の一部で表記があったし、チャイナタウンではみんな中国語で話していた。
複数言語が公用語ってベルギーでも見ましたが、大変そう。アナウンスが両言語で行われる場合もみんな一人で行っていて、両言語を話せる人が多いのでしょうか。そうだとするとどちらかに統一しても良いように思いますが、そう簡単でもないのでしょうね。
カナダ・ドル。
しかし、クレジットカードが相当に普及しているので、たいていの支払はクレジットカードで済ませることが出来る。
残念ながらチップの習慣あり。レストランで15%くらいか。
観光で行くにはビザは要らないが、アメリカのESTAのようにeTAを事前に取得する必要がある。アメリカのESTAのように有料。
北米はイギリスとフランスによる植民地化が進んだ。アメリカが独立した後、イギリスがカナダ地域に自治権を与え、イギリスとフランスが戦争をするなどして、段階的に連邦としてのカナダが成立していった。
首都では無いが、カナダ最大の都市。オンタリオ湖沿いにあり、中心部には高層ビルが建ち並ぶ。移民が多く、チャイナタウンをはじめ、各民族の移民街がある。ナイアガラの滝にも近く、行って見た。
キューバ・カナダ旅行として、2018年8月9日(木)に飛行機で羽田到着、そのまま乗り換えてキューバのハバナへ。そして一週間後の8月16日(木)にハバナから戻ってきて今度は2泊して観光、8月18日(土)にモントリオール経由で成田へ帰国。
2018年8月16日(木)にキューバのハバナから到着。
ハバナのホセマルティ国際空港からエア・カナダAC1877のA319で、トロントに向けて出発。定刻の7:45より10分近く早く出発した。
トロント・レスター・ピアソン国際空港にも定刻の11:10より20分ほど早く到着。UP(Union Pearson Express)でユニオン駅まで。クレジットカードを使えるし、空港でも列車の中でも公衆Wi-Fiが使えるし、ついにつながった世界に帰ってきた。
駅から直結通路を通って、Delta Hotels by Marriott Torontoにチェックイン。
ユニオン駅に通路で直結したホテル。2018年8月16日(木)から2泊。
泊まったのは23Fの角部屋でとても眺めが良く快適。隣のビルで働いている様子が見える。かなり高い場所と思ったけれど、周囲にはもっと高い建物がたくさんある。
チェックインするときに英語が早口で聞き取れなかったり、最初インターネットの接続が出来ずに電話して確認したり、いろいろあったが、清掃係からチップのお礼が置かれていたり、なかなか居心地が良かった。
到着した2018年8月16日(木)、ホテルで少しから出発し、ユニオン駅でチキンで昼食
食べ物の種類が豊富で、キューバと大違い。支払の際、カードで払おうとしたら、チップの払い方がわからず、ウェートレスに助けてもらった。カード端末に金額が入力されているので、さらに自分でチップのパーセントを選んで暗証番号を入力する。確か、アメリカでは請求書にチップを含めた金額を書くと、その金額でカード決済を始めた気がするので、ちょっとしきたりが違う。
昼食後、地下鉄でロイヤル・オンタリオ博物館(Royal Ontario Museum)まで。地下鉄は切符を買うほか、ICカードがあり、トークンがある。トークンというのは小さなコインのようなもので、昔のニューヨークの地下鉄を思い出す。1つではなく、まとまった数を買う必要がある。ただ、これは自動改札に使えず、改札のボックスに入れる。最初は仕組みもカナダドルのコインもよくわからず、これまた後ろから来たおばさんに助けてもらった。
ロイヤル・オンタリオ博物館はかなり大きな博物館で、子供も含めた見学者で混み合っている。まさに博物館という感じで、各国の歴史からカナダの生態系まで幅広い。1Fには日中韓の充実した展示があったが、やはり中国のコーナーが人気で、日本のコーナーは甲冑や刀に人がいるくらい。蒔絵の工芸品とか素晴らしいものがありますが、やはり地味かも。
生態系のコーナーはとにかく恐竜の展示が迫力。その他、カナダの先住民、ヨーロッパ、ギリシャなどの展示が充実していて、テキスタイルの展示もあった。たくさんありすぎて、疲れてしまった。
再びホテルで休憩してから、CNタワーへ。少し雨が降った模様。CNタワーはちょっと変わった形をした塔で、高層ビルが建ち並ぶトロントの中でも、やはり頭一つ高い。
展望台からはトロントの区画された街や高層ビルがよく見える。床がガラスの部分など、観光客向けの部分もある。これだけ土地が余っているのに、中心部に高層ビルを建てるのは、ちょっと不思議。
再びホテルに戻ってシャワーを浴びてから、駅の近くのパブのような店で夕食。ビーフステーキ、ビール、カナダのウイスキー。カウンターの親父がとても感じが良かったのでウイスキーまで飲んでしまった。
翌8月17日(金)はナイアガラの滝へ。ナイアガラの滝はカナダとアメリカの国境にあり、トロントからは日帰りで行ける。
ホテルの近くで朝食を摂ってから、地下鉄でToronto Central Bus Terminalへ行き、Megabusの11:30のバスでNiagara Fallsへ。バスはホテルにいるときにネットで予約しておいたが、バスターミナルにはグレイハウンドのバスも運行していて、行き先は同じなのにカウンターは違ってわかりにくい。
Niagara Fallsに着くと、小さな小屋のようなバスターミナルになっていて、そこで循環バスのWeGoのチケットを購入。1回分というのはなく、最低で1日券を買うことになる。
WeGoで移動し、まずは遊覧船Hornblower Niagara Cruisesへ。ビニールのポンチョのような雨具を全員に配られ、それを着て乗り込む。アメリカ滝の真横を通り、カナダ滝ではしぶきの中に突っ込んでしばらく滞在する。前に立っていた若い黒人女性はかなり楽しんでいて、写真を撮ってくれと頼まれた。
終了後、ハンバーガーで朝食。また、微妙に英語が通じなかったような。
さらにWeGoで移動してTable Rock Centerへ。ここは滝の真横にある建物で、その前からは滝がよく見える。滝壺に突っ込むのも良いけども、やはり滝は上から見て、水が落ちていくのを見るのが迫力があると思う。
ただ、ナイアガラの滝は落ちるまでも結構流れが速い激流で、それが滝に落ちていく。イグアスの滝はゆったりと流れていた川が一気に落ちていくのでまた違った迫力があった。
見ていたら、虹が架かってきた。
Table Rock Centerの裏側から入場できる。入口が空いていたので油断したら、中に長蛇の列が出来ていて、帰りの時間が間に合うかちょっとハラハラした。
これは滝のすぐ下、あるいは裏側に出ることが出来るトンネルで、滝は裏から見ると水が落ちているだけなので、面白いは面白いけれども、期待するほどでは無いかな、という感じ。
かなり大急ぎでさっと見て、WeGoでバスターミナルへ戻り、17:45のMegabusのバスでトロントへ。今度は予定の19:45より早い19:30頃に着いた。雨が降ってきた。
ナイアガラの滝から戻ってきて、夜までやっているオンタリオ博物館(Art Gallery of Ontario)をさっと見学。時間帯のせいか、かなり空いていた。
最初は工芸品が展示してあって、変わっているな、と思ったが、後はヨーロッパの絵画が時代・場所別に手堅く展示されている。宗教画はあまりなく、ルネサンス以降が中心で、現代美術もそれなりにある。
2階はカナダ美術になっている。ほとんど時間が無かったが、絵はひねったものでは無く、カナダの雄大な景色を描いた写実的なものが中心。その中でも、Lawren Harrisの絵は、ちょっと絵本かアンリ・ルソーに似たデフォルメされた景色で面白かった。また、先住民の絵画も多く、説明も先住民の文字と英語で書かれている。Jessie Oonarkという女性の絵はユニークで面白かった。
AGOの後はチャイナタウン。これはかなり本格的で、店に入ると中国語が飛び交っていて、カナダ人もまるで観光客のよう。蘭州拉麺の店に入ったが、注文も紙で番号を書くようになっていた。
食後、ホテルへ。地下鉄で帰ろうと思ったが、止まってしまってまったく来なくなったため、歩いた。
帰りはトロントからモントリオール経由で成田空港まで。
2018年8月18日(土)にDelta Hotels by Marriott Torontoをチェックアウト。疲れて寝坊したので、朝食を摂る時間がなかった。
ユニオン駅まで歩き、UP(Union Pearson Express)でトロント・レスター・ピアソン国際空港へ。朝なので空いていた。列車の中でスマートフォンで航空便のチェックインをしたが、トロントからモントリオールまでの便の座席が「GTE」と表示されている。調べてみると、これはオーバーブッキングになっており、ゲートで指定と言うことらしく、ちょっ焦りだした。
2時間前に着いたので余裕があるかと思ったが、チェックインカウンターはなんと長蛇の列。係員を殖やせば良いのに1人か2人でやっているのでまったく進まない。Bag Dropの期限の9:15も近づいたところで優先レーンにしてもらったが、カウンターに行ったときには時間が過ぎていて、係員の女性は「閉まっちゃったよ、その荷物、機内に持ち込めない?」と言われたが、ナイフや液体が入っているのでそうも行かない。
なんとか荷物を預けてゲートまで行ったが、既に搭乗が始まっており、何かを待つ列が別に出来たのでそこに並んだ。いろいろ名前を呼んでは係員同士で相談しながら座席を決めている。すると、自分のちょうど前で係員が「この便の座席は無くなりました」という無情なアナウンス。それでもGTEと書かれた搭乗券を見せると、「何度も呼び出ししたでしょ!」と怒られて、直前に席が決まって乗り込もうとした3人組を引き戻して何やら調整をはじめ、結局座席が指定されて乗り込んだ。呼ばれたことがわからなかったのか、ゲートに来る前に呼ばれていたのか、列は空席待ちだったのか、今ひとつ英語に自信がなくて情けない。
座席一杯の乗客が乗った飛行機に乗り込み、なんとかエア・カナダのAC186のA320-200で定刻の10:00より少し早い9:55に出発、定刻の11:10より早い11:05頃にモントリオール・トルドー国際空港に到着。1時間ちょっとのフライトなので、飲み物が配られただけで、それでも慌ただしかった。
モントリオールの空港で食べ損なった朝食を摂った。トロントと違って、ここではアナウンスも表示もフランス語が主で、英語が従になっている。
エア・カナダのAC005のB787-8で14:00頃に出発、15:50予定だったが16:10過ぎに成田空港第2ターミナルに到着。気分をかえて、成田エクスプレスではなく、京成スカイライナーで帰宅した。
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