台湾

最終更新日 2006年11月19日

日本からの観光客も多く、時差もほとんどないので旅行しやすい印象です。

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国について

国の概要

国の概要
国名中華民国
国土現在は台湾のみを統治している状況。台湾島は九州くらいの大きさの島で、南北に山脈が走り、最高峰のユイ山(新高山)は3,950mと富士山より高い。
気候国土の大部分がCfaで、南部の一部がAm。
人口約2,260万人(2003)
民族漢族98%、先住民2%
漢族は本省人と外省人に分けたりする。
宗教道教、仏教、キリスト教
首都台北(公式には南京ともいう)
経済状況一人当たり国民総所得12,876ドル(2001)
時間GMT+8。日本より1時間遅れている。
国番号886

言語

北京語が標準語らしいが、台湾語というのもあるらしく、さらに観光をしている限り日本語もよく通じる。漢字だから看板や標識の内容もなんとなくわかるんですよね。

通貨

ニュー台湾ドル(NT$)、1NT$=\3.6くらい。

両替

CITIBANKのキャッシュカードでおろそうと思ったのだが、うまく行かず難儀した。空港には両替所があるが、町中にはなく、銀行などに行くしかないらしい。

両替レート
日付場所レート
2006年7月22日空港の両替所1NT$=\3.672
2006年7月23日クレジットカード1NT$=\3.610
2006年7月24日クレジットカード1NT$=\3.616

チップ

ない。すばらしい。

食事

極めて充実している。こんなにレストランがあって、いいのかというくらいある。

ビザ

30日以内の観光なら、3ヶ月以上の有効期間があれば不要。

台北(タイペイ)

台湾の事実上の首都。町並みはちょっとレトロにして、ごちゃごちゃにした感じ。

台湾旅行で、2006年7月22日(土)-7月24日(月)までの週末を含めた3日間の旅行だった。やっぱり近いので行きやすいですね。

到着

ANAという選択肢もあったのだが、乗ったことがない航空会社に乗ってみたくて、旅行代理店で相談した結果、チャイナエアラインにした。中華航空と呼ばれていた会社ですね。時間を有効に使うため、朝の便にしました。

出発の前日は仕事で遅くなってタクシー帰りで、荷造りをしたら3時半だった。、1時間だけ寝て、4時半に出発し、新宿から成田エクスプレス1号で、7:30に成田空港第2ビルに到着。さすがにこの時間だと混んではいなかった。

9:40発のチャイナエアラインCI107便で出発。機内から中国語となり、歌を歌うようなリズムを聴いているうちに寝てしまった。食事時には起きたが、ウナギだった。ウナギとは変わっているな、と思ったが、台湾で養殖しているからか、あるいは後で考えたらこの日は土曜丑の日だった。なかなかやりますね。食事時にビールを飲んだ以外は爆睡。

台北の中正国際空港に12時過ぎに到着。せっかく窓際の席にしたのに、着陸のショックで目が覚めるまで爆睡していて景色が楽しめなかった。

到着してみんなとぞろぞろ歩いて、「入境」と書いてあるところへ向かったのだが、ふと航空券を見ると、いつも"Receipt"しかない。もしかして、成田で航空券を受け取ろうとしたとき、間違って帰りの分もちぎられてしまったのではないか、と思って焦り、チャイナエアラインのカウンターでおそるおそる聞いてみたところ、「e-ticketでしょ」とあっさり言われて解決。なんか不安だが。

入国手続はあっさりと終わり、両替。空港で今回する旅行する仲間と待ち合わせだったが、ターミナルが2つに分かれているので混乱してしまい、ちょっと迷ってしまった。モノレールみたいな乗り物で2つのターミナルが結ばれている。なんとか仲間と合流し、バス乗り場でチケットを買い、出発。

バスは結構時間がかかったが、宿泊予定のシェラトンホテル近くで降り、ホテルにチェックインした。

宿泊

台北喜來登大飯店 Sheraton Taipei Hotel

台北市忠孝東路一段12號
電話 (02)2321 5511
FAX (02)2394-4240
電子メール sheraton@sheraton-taipei.com

泊まってみて

もともと来来シャングリラホテルと言っていたらしい。茶系をベースにした落ち着いた内装で、あまり良いホテルに泊まらない私としてはちょっと緊張する。ホテルの内部は吹き抜けになっていて、その1Fはレストランとなっている。

観光(1日目)

昼食

7月22日(土)、台北に到着してホテルにチェックインすると、早速タクシーで昼食へ。緑色の瓶に入ったビールを飲みながら、海老などの中華料理を堪能。

総督府

総督府は、日本政府の台湾総督府として1919年に建てられたもので、戦後は台湾総督府として利用されている。平日の午前中は1階に入れるらしいが、午後なので見るだけでちょっと残念。

中正紀念公園

蒋介石総統を記念する公園で、総督府から歩いていった。とにかく暑かった。派手な門をくぐると左右に劇場とコンサートホールになっている建物がある。公園の一番奥には、中正紀念堂があり、大きな像が置かれている。

足裏マッサージ

ホテルの近くの足裏マッサージに行ってみた。看板だけ出ていて、普通の食堂か喫茶店のよう店構えだったが、呼び込まれて入ると、地下にスペースがあって、そこで足裏マッサージを初体験した。

まず、お湯に足をつけるのだが、そこで入浴剤?のようなものを好きなものを選べる。足が温まったところで、おばさんが足をマッサージする。足の裏を押されている限り、痛かったりすることはないのだが、足の指とか、肉がほとんどないところを強くつかまれたり、指でごりごりやられたりすると、さすがに痛い。

足のつぼのような絵が壁に貼ってあるが、基本的には足の裏を人間の体にたとえたような簡単なもので、足の指の方が頭の方、かかとの方が足の方になっているだけのようだ。

痛さはマッサージをする人によるようで、力がない人にやられると全く痛くはないみたい。

士林夜市

ホテルに戻ってから、夕食は夜市へ。夜市はいろいろなところでやっているらしいが、士林夜市は最大の夜市らしい。MRTの駅のすぐそばだが、タクシーで。タクシーの運転手は、夜市を「イエー」のように発音していた。

降りて夜市に繰り出すと、食べ物をたくさん売っているのだが、下水のような強烈な臭いがする。これは、食べ物から来ているのか、本当に下水から来ているのか不明。

ホテルのバー

士林夜市から戻り、ホテルのワインバーのようなバーで少し飲んで、台湾1日目は終了。

観光(2日目)

故宮博物館

旅行前の日本での睡眠不足もあり、ぐっすり寝てしまい、他のメンバーは出かけたようだが、私は2日目の朝食はパス。

2日目の7月23日(日)は、朝から故宮博物館。ホテルからタクシーで出かけた。朝から暑い。

建物は一部工事中。入り口で日本語のオーディオガイドをレンタルして入場。

陶磁器などの小物が多いが、特に印象を受けたのは象牙の細工。高さが1m異常あるような大きなものもあって、そこに非常に緻密な細工が施されている。一カ所でも彫り間違えると全部おじゃんになってしまうと思うのだが。

玉(翡翠?)による彫り物も美しいものがある。白菜を模したものは有名なものらしく、人だかりもすごかった。

牛肉麺

故宮博物館からタクシーで台北中心部へ。タクシーは敷地の入り口まで、階段を下りていって拾った。日本語ができる運転手さんで、なんでもタクシーの運転手以外に日本と仕事をしているのだそうだ。

中正紀念公園近くまで行って、路地に入った牛肉麺の店へ。地元の人にも人気がある店らしく、少々並んでから机に座って注文。

牛肉麺というのは、褐色のスープの中に麺が入り、上に牛肉が乗っているのだが、醤油味でもなく、脂っこくなく、ちょっと薬のような不思議なスープ。ラーメンと違って、あっさりとしていて、食後もさっぱりしていた。

新北投(シンベイトウ)

昼食後は、MRTに乗って、新北投へ。MRTを降りて、駅からタクシーに乗ったが、どんどん山の中に入っていって、まるで日本の温泉街のような雰囲気になってくる。

温泉に入れる施設に入ると、入り口でスリッパやタオルを貸してくれる。2Fに上がって、そこから温泉に行くと、本当にまるで日本の温泉のよう。ただし、日射しが強くて暑いけど。

温泉に入って、冷房が効いた建物の中でビールを飲んだ。

足裏マッサージ

タクシーでMRTの駅まで戻り、士林で下車。昨晩に夜市で賑やかだったところにある足裏マッサージを受けた。結構繁盛して人が多い。

順番を待ち、小中学校の水飲み場のようなところでバケツにお湯を入れて足を温める。熱い。

今度の担当は、苦虫をかみつぶしたような無愛想なおじさん。ただし、たまに痛がったりすると、にやりとするのだが。やはり力がある人にやってもらった方が、効くのかはともかく、刺激的ではある。

北京ダック

台北中心部まで戻って、夕食には時間が早めだが、北京料理の店へ。

初めての北京ダック。皮だけを食べるのだ、ということは知識としては知っていたが、甘辛い味噌のようなものをつけて食べるのだとは知らなかった。

他に頼んだ料理を食べていると、焼けたダックを見せに来て、その後切ったものを持ってきてくれる。

皮だけでなく身も盛りつけた皿、煮込んだスープも持ってきた。皮は確かにぱりぱりしていて、おいしかった。

餃子の店

北京ダックを食べた後は、今度は非常に庶民的な餃子の店へ。

店に入って、おばさんが注文を取りに来るが、我々の様子を見て、「はあーん」と何か納得すると、紙と鉛筆を持ってきた。注文を書け、ということらしい。たれにつけて食べるとおいしいが、さすがに苦しくなってきた。

夜市で夜食

とどめに、また夜市へ。今度は士林夜市ではなく、シーフードが食べられる夜市へ。店の前に魚介類が山盛りになっていて、そこで選んで注文すると、料理されて持ってくる、という形態。鮎もあった。

魚の料理もあったし、海老もまた随分食べましたが、おつまみのように出されたシジミの醤油漬けがおいしかった。生のものを醤油につけたもののようで、ちょっとお腹が痛くならないか心配だったが、ニンニク味で、結構食べてしまった。

今度は違うバー

腹一杯でホテルに戻り、今度は1Fのラウンジバーで、生演奏を聞きながら少しカクテルなど飲み、就寝。

観光(3日目)

おかゆで朝食。

最終日の7月24日(月)、この日は朝きちんと起きて、タクシーでおかゆの店へ。ただし、行こうと思った店が休みだったので、別のこぎれいな都会的な店に。

おかゆの店、と言ってもおかゆが並んでいるのではなく、入ると何種類ものおかずの小皿が並んでいて、それをカフェテリア形式で選んで精算する。

そしておかずを持ってきて机に座ると、おかゆを持ってくる。おかゆは大きな入れ物に入っていて、中にサツマイモが混じっている。

こうしておかずとおかゆで食べるのだが、おかずはピリ辛のものが多くて、おかゆが進む。

日本も食事についてはこだわりがある国だと思うが、朝からあんなに多くの種類のおかずを用意しているなんて、すごいと思った。日本だと、特に朝食の場合、外食で食べられるものの種類は非常に限られている。

帰りは急に雨が降り出した。台風が近づいていると言うことで非常に不穏な天候。

龍山寺

出発は昼までなので、午前中は各自自由行動、ということで台北の街を見て回った。

まずはMRTで龍山寺駅まで行って、歩いて龍山寺へ。ここは台北市内で一番古い寺院だそうだ。「中国」といった感じの派手な入り口を入ると、平日の午前中なのに人であふれている。ちょうど入ったときは何かをやっていたときらしく、独特の節回しで、境内の人がお経のようなものを繰り返していたので、様子を見ていた。それが終わると次々と本堂に向かって列をなして参拝を始めた。

境内をぐるっと回ったが、日本の神社に似ていて、いろいろなお堂のようなものがあって、それぞれに神様?がいるという仕組みらしい。1つ1つお参りをしていく人もいる。

本堂の前に戻ると、いろいろな人がお参りしているが、ガイドブックにあったとおり、占いをしている人がいた。これは、空豆のような形をしたもの2つを投げて、表裏の組み合わせで占う、というもので、結構真剣にやっていた。

西門

MRTで西門駅まで戻って降りてみた。ここはショッピング街ということで、映画館らしきものや、若者向けの店などが並んでいる・・・はずなのだが、月曜日の午前中と言うことで、閑散としていた。

城中市場

西門から台北中心に向かって歩くと、オフィス街になる。途中の公園では、麻雀らしきことをやっている人たちもいた。もう少し歩くと途中に城中市場という狭い路地があって、露天のような店で服をたくさん売っている。

さらに歩くと、書店街を過ぎて台北の中心部に。時間があったので、スターバックスに入って、コーヒーを飲んだが、全体的に飲食の物価が安い台北で、これだけは例外的に良い値段がした。

四川料理

昼は再び合流してみんなでタクシーに乗って四川料理の店へ。

昼の早めだったのでまだ空いていた。火鍋というものを頼んで初めて食べた。蟹も頼んで、またまた相当腹一杯に・・・。

台湾の人たち

台湾の人たちは、見かけは日本人に似てはいるのだが、みんな服装は質素。女性もシンプルなワンピースを着ていたりするし、すっぴん?なんじゃないかと思う。

出発

昼食の四川料理を食べ終わってからMRTでホテルに戻った。ホテルの入り口にも台風情報が掲示されている。時間的にはちょうど台風が出る直前に出発する予定になっているが、かなり心配。山を越えた東側はすでに暴風雨になっているらしい。

ホテル横のバス乗り場から中正国際空港へ。バスがなかなか来なくて、時間的に厳しいのでひやひやした。ようやくバスに乗ったものの、ここからが大変。渋滞していたこともあるが、バスがとても「安全運転」で着いたのが飛行機出発の1時間くらい前でぎりぎりだった。

あわててチェックインして出国審査をし、あわただしくおみやげを買って、16:30発のCI106便で成田まで。これまたぐっすり寝てしまった。

日本に着くと、今度は成田エクスプレスが大幅に遅れていた。次の電車はすぐに来ると言うことなので、これに乗って新宿まで。すると、今度は中央線が止まっていて、総武線各駅で吉祥寺まで帰ってきた。翌日仕事なのに。やれやれ。

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