独善的なモノ批評

最終更新日 2008年12月31日

使っている製品やサービスについて、独善的にほめたり、けなしたりしています。

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虫除け

携帯蚊取り

どこでもベープ

体質のせいか、人間の雌には好かれないのに、蚊の雌には好かれて閉口しています。これは日常生活でもそうですが、旅行、特に海外旅行に行くときは難儀していました。

かつては日本が誇る渦巻きを持って行っていましたが、喫煙しないのでライターを持って行くのは面倒だし、飛行機に乗るときも面倒。そこで電気蚊取りを持って行っていましたが、このために電源プラグや変圧器(これが重い)を持って行くのも面倒。

そこで登場したのがどこでもペープ。乾電池で駆動する画期的な製品で、これで劇的に海外旅行が快適になりました。

相当気に入っていて、ベネチアでも助かったが、なぜかメキシコ・シティでは全く効かず。うーん。海外の蚊には効かない?困ったなあ。

文房具

ボールペン

日常の筆記具としてもっとも使うボールペン。他の筆記具と同様、ボールペンにも高級なやつがありますが、おもしろいのは、万年筆と違って高いからペン先が、ということはありません。ほとんどのメーカーでボールペンの芯の部分は1種類なので、値段の違いは芯を入れる「外側」の装飾やデザインでしかありません。

それが故に、そんなにお金をかけずにいろいろなメーカーのボールペン(というか芯)を試してみると発見があります。

ただし、これは他の筆記具と同様ですが、欧米のメーカーのものそのままだと、アルファベットを書くようにできていて、漢字を書くには太すぎる場合があります。

カランダッシュ・フロスティ

最近はパソコンがあるのでほとんど手書きで文字を書きませんが、ちょっとしたことをメモしたり、考えたりするときにはオフィスでもまだまだ書く需要があります。

会社で支給されるボールペンでも良いのですが、ちょっとだけお金を払うだけで、なかなか良いものが買えて、仕事をするときの気分がちょっと良くなります。

そんな日常の用途にぴったりなのがカランダッシュ・フロスティ。1,500円くらいで買えるプラスチック製のボールペンですが、なかなか機能的です。色もヨーロッパ製らしい華やかさがあります。

カランダッシュと言えば、高級なエクリドールが有名で持っている人もよく見かけますが、フロスティで用いられている芯はエクリドールなどで使われているゴリアテではなく、専用のものです。書き出しに出ないことがある、というボールペンとしてはかなり致命的な欠点がありますが、インクが出始めるとさらさらと滑るように書けて快適です。

何気ないプラスチックのボディも太さ、バランス、なかなか良いです。ただし、この美しいプラスチックのボディ、落としたり、考え事をしていて力任せにぐいと握ったりするとひびが入ったりします。あんまり丈夫じゃないみたいです。

カランダッシュ「フロスティ」の意外な凄さに迫る 書いてみると誰もが驚く書き心地

Operating System

Windows XP

Microsoftにのせられて導入してしまった。というか、家にADSLを導入する際に、あまりにもひどいWindows Meとさようなら、することにした。

予想に反して、結構気に入って使っている。当然のことながら、Windows Meとは比べ物にならないくらい安定している。少々反応に時間があっても、Windows Meのようにどきどきしないので、ストレスという面では劇的に改善された。

速度も予想に反して遅くない。使っていてストレスを感じない。あと、全然予備知識なく気がついてびっくりしたのは起動の早さ。Windows Meとは比べ物にならない。デスクトップが表示されるまでも短く、表示されたら起動終了。ただこれについては、新しい7200rpmのハードディスクにインストールした影響もあるかもしれない。

なお、Lunaインターフェイスは最初の2時間くらい喜んで使っていたが、いちいち装飾が場所をとって情報量が少なくなってしまうこと、色がきつくて目が疲れること、各アプリケーションのデザインと全く似合わないことからすぐに利用をやめてしまった。また、メニューが出るときにいちいち視覚効果が使われるのもいらいらするのですべてOFF。

起動や終了のときの画面もなかなかかっこよい。フォルダの設定で、JPEGファイルをサムネイル表示できるのも便利。CD-Rをエクスプローラーでそのまま書き込めるのも便利。

Turbo Linux

1.0のときから使っていて、今はWorkstation11 Serverを使っている。随分とこなれてきたように思う。特に、インストーラーやマニュアルが充実してきた。職場ではファイルサーバー、Webサーバーとして使っているが、その程度の用途にはとてもいいんじゃないかな。安定しているし。Red Hatも良いんだけど、もうメジャーだし、どうも実験的に最新のものを入れすぎるし、日本語環境にやる気が感じられないので、個人的にはアジア圏で伸びているTurboを応援している。

ただし、最近はライセンスががちがちになってしまっているし、CentOSとかが出ている中で、ちょっと苦しいんじゃないかな。

インターネット・通信関連ソフト

Becky! Internet Mail

RIMARTSが販売しているシェアウェア。

以前はEudoraを利用していたが、今では全てBecky!に乗り換えてしまった。メーラーとして基本的な機能は全て備えている。アカウントも複数設定でき、かつ簡単に切り替えられるので便利。設定も細かく行える。他のメールにはない特徴としては、機種依存文字がピンク色で表示されることで、これによって機種依存文字を送信するのを避けることができる。

メーラーには様々なものがあって、ただで使えるものもある。そういった意味で、Becky!は4,000円のシェアウェアなので、高いという議論もある。確かにその通りだが、私は比較的メールのヘビーユーザーなので、そのくらいはあまり気にならない。あまりメールを使わない人にとっては高いかもしれませんね。

まあいずれにせよ、メールは人とやり取りするものなので、変なものを使っていると人にも迷惑を掛けてしまうのできちんとしたものを選ぶ必要があります。最近ではセキュリティの問題もあります。

Becky! ver.2

最近、Version2が出て、職場でも家でも使っている。ただし、Version1より遅い。特に、メールを読み進めていくときに引っかかる感じだ。すぐに「インデックスを作成しています」とか出て、思考を妨げる。設定などは随分とこなれているんですけど残念です。

ただ、POP before SMTPへの対応など、最近のメール環境を考えるとやはりVersion2を使わざるを得ないかな。

FFTP

Sotaさんが開発しているなかなかよく出来たFTPソフト。Explorerのようなインターフェイスで、左右にローカルとリモートが表示され、ドラッグ&ドロップでFTPできる。文字コードなど細かい設定もできる。それなのにフリーなので大変にありがたい。なんとソースコードまで公開されているようだ。

プログラムには直接関係ないが、Webページもとてもきれいで"正しく"作られている。

MirrorSite

AutoFTPがなくなってしまったので、現在はMirrorSiteというプログラムを使っています。

画像編集

Adobe Photoshop Elements

1.0

Webでも写真や画像を使うことが増えてきたのだが、デジカメなどに付属でついてきたPhotoshopLEや、PhotoDeluxe for Businessなどをちょこちょこ使っていた。

画像編集ではAbobeの独壇場だが、Photshopは高くてとても手が出ない。そんな中、PhotoshopLEの後継として、Photoshop Elementsが出たので買ってみた。いろいろややこしい画像編集が1つのソフトウェアで出来たららくだと思ったので。Adobeのソフトに対するイメージは、Page Millのひどさで極めて悪かったが、価格も1万円弱と野心的な設定であるのでものはためしと思った。

まあまあ良いんじゃないでしょうか。Photoshopの簡易版のようで一通りのことは出来るようだ。たくさん機能があっても使い切れないし。特に便利なのは、Web用に画像を保存できる機能で、実際のイメージと容量を見ながら、保存する画像形式を変えたり、圧縮率などを変えたり出来る。そのため、いちいち保存してから容量を確認したり、画像の品質を見なくて良くなった。

ただ、唯一不満なのは、極端にメモリを消費して重いこと。私のパソコンはPentium IIIの1GHzで256MBのRAMを積んでいるのだが、Windows Meではとてもきつい。他のソフトをほとんど終了されてからでないと起動すらできない。

2.0

2.0が出た。あんまり大きな違いはないようだが、バッチ処理という機能があって、複数の画像を一気にサイズを変えたり、フォーマットを変えたり出来るところが気に入っている。

ユーティリティ

ファイルから置換

単純に複数のファイルから単語を置換するだけのソフトウェアで、無料で公開されている。簡単なソフトウェアなのだが、とても便利に使っている。たくさんのWebページを作っていて、用語を統一したり、構成を変えてURIを書き換えたりするときにとても便利。

唯一の不満点は、Shift-JISのみしか対応していないところ。ISO-2022-JPにも対応してほしい・・・

窓の手

Windowsの細かい設定を変更することができるソフトウェア。無料で公開されている。本体も良いのだが、一緒についてくる不要ファイル掃除機という、*.bakなどのファイルを一気に消せるプログラムも気に入っている。

ちなみに窓の手の開発環境はDelphiだそうです。

caldix

圧縮・解凍を行う統合アーカイバライブラリから、更新されたものだけダウンロードして、インストールしてくれるプログラム。ちょっとしたプログラムだが、単純作業から開放されてとても幸せになるプログラム。無料で公開されている。

MS Money

「資産管理ソフト」と称するソフトウェア。こんなものまでMicrosoftの製品を使いたくないし、大した手間ではないと思ってこれまではExcelで資産管理(預金とか、株式とか、投資信託とか)を行っていたが、どうにも面倒になって来たので、使ってみた。

これはよくできている。

通常の家計簿ソフトとの違いを一言で言えば、家計簿はフローしか管理できないが、このソフトはフローとストックの両方を管理できる。昔であれば、1つくらいしか口座がなくて、ほとんどが現金のやりとりだったと思うので、通常の家計簿ソフトで良かったかも知れない。しかし、最近は口座も複数あったり、支出も自動引落だったり、金融資産も有価証券のようにしょっちゅう評価額が変わるものだったりするので、「家計簿」で管理するのは限界に近い。

このソフトウェアでは、いわゆる家計簿機能に加えて、預金口座だけではなく、株式等の口座も管理でき、またクレジットカードの利用も管理できる。

まあ、私の場合は家計簿をつけていた訳ではないので、ストックというか、それぞれの口座の残高を管理することが主体だが、それでも便利。大きな部分としては、以下のようなことができるのがよい。

開発用ソフト

Borland Delphi

本格的なプログラムはほとんど書かないが、Turbo Pascal6.0以来愛用している。

すばらしい。プログラミングの初心者にもぴったりの開発環境。へんてこな言語で変な癖をつけるよりはいいのではないでしょうか。ただ、マイナーなだけに、全然中身の比較もせずにVisual Basicを使う人が多いので残念。

Delphi 5.0

Delphi2.0までは速度などの点で大きく進歩したが、それ以降は使い勝手中心の改善だと思っていた。ただ、5.0を使っているといろいろな面で確実に熟成しているように思う。Borlandの製品は、昔ほど遊び心がなくなってしまったかな。

5.0でデータベースアプリケーションを作ってみたが、たまにおかしな動作をすることがある。また、開発中にIDEで何回も作成したプログラムを実行していると、エラーを出して動かなくなってしまう。ただしこれは、作成しているプログラムが開発途中なのでリソースを解放しないで異常終了することが多いからかもしれない。

あと、DataBase Desktopがちっとも改善されないのが惜しい。

Delphi 6.0

最近6.0が出てアップグレードした。Linux版のRADであるKylixとのクロスコンパイルが可能がCLXなど、なかなか野心的なできばえ。Personal版を無料で公開するというのもおもしろい。

Delphi 7.0

まだ7.0を使っている。こういったWindowsのネイティブ・コードのソフトウェアを作成するRADというのは、歴史的な役割を追えつつあるかも知れない。

InterBase/firebird

InterBase

データベースは詳しくないのだが、Delphiと相性が良いのでいくつかのプログラムで利用している。Linuxでも動くし、安いので手軽に使える。付属しているPDFのマニュアルもとてもわかりやすく優れていると思う。難点は、書籍が少ないことか。また、Linuxをサーバーとして、ネットワークで使っているとき、私の環境ではしばしば通信エラーを起こす。

5.6までは販売されていたが、6.0からはオープンソースとなって、ますます手軽に使えるようになった。

firebird

InterBaseの6.0は、Borlandからオープンソースにされたが、あまりにも中途半端な状態のままソースが公開されたため、進化が実質的に停まってしまった。また、Borland自体もオープンソース版とは別に再び商用のInterBaseを販売しはじめたため、状況が混乱してしまった。そこで、オープンソースになったInterBaseをもとに、コミュニティによって開発が進められたのがFireBirdである。

FireBirdはIPL(MPLのようなものらしい)でライセンスされるため、無料で利用することができる。Windows版はもちろん、Linux版もある。Delphiで、InterBaseの代わりに利用してみたが、全く問題はなく、互換性があるようだ。

オープンソースのデータベースとしては、PostgreSQL、MySQLと並んで、第三のオープンソースデータベースと言われることもある。知名度では今ひとつかも知れないが、使っていてもシンプルでなかなか良いんじゃないでしょうか。

わかりにくいので整理すると、InterBase/Firebirdには、3系統あるようだ。

商用版InterBase Borlandが有償で販売するInterBase
オープンソース版InterBase Borlandがオープンソースとして公開したInterBase6.0。ほとんど誰もいじっていなくて開発が停まっている。
FireBird オープンソースとなったInterBaseのソースコードを元に、コミュニティで開発が進められているRDB。
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