マレーシア

最終更新日 2008年1月1日

タイに行った際に、1日だけ寄ってみました。初めてのイスラム国です。

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国について

国の概要

国の概要
国名Malaysia(英語)、マレーシア
国土マレー半島の南部とカリマンタン島北部からなる。
気候Af
人口約2,443万人(2003)。
民族マレー人57.9%、中国系26.9%、インド系7.5%
宗教イスラム教(国教)、仏教、ヒンドゥー教他
首都クアラルンプール
経済状況一人当たり国民総所得12,700ドル(PPP,2006)
時間GMT+8。日本より1時間遅れている。
国番号60

言語

マレー語。しかし、文字はラテン文字。

外来語もラテン文字になっているが、スペリングそのまま引き継ぐのではなく、発音だけ入っているようで、"SENTRAL"とか"RESTRAN"といった表記を見る。

通貨

リンギット(RMまたはMYR)。補助単位はSENで100SENが1RM。

両替

両替レート
日付場所レート
2007年9月15日空港で現金1RM=\33.818
2007年9月16日クレジットカード1RM=\33.612

チップ

必要ないようだ。

ビザ

観光で90日以内なら不要。

関連リンク

Wikipedia

マレーシア

クアラルンプール

マレーシアの首都。人口は141万人(2001)。比較的新しい街のようで、近代的な町並み。街の表示では、良く"KL"とされている。

タイ・マレーシア旅行で、2007年9月15日(土)にタイバンコクから来て1泊し、再び9月16日(日)にバンコクに戻った。つまり、一泊だけ。

Wikipediaのクアラルンプール情報

到着

2007年9月15日(土)の朝、バンコクのGrand Sukhumvit by Sofitelをチェックアウト。タクシーでSuvarnabhumi国際空港へ向かい、日本から予約していたアジアの格安航空AirAsiaのAK881で10:00に出発。

席は自由席で早いもの順だし、飲み物や食べ物のサービスはない。しかし、ほどほど混んではいたものの、満席ではなかったのでそれほど大変ではなかった。時間もほぼ定時だったし、座席も革シートで悪くない。ちなみに、この革シートというのは掃除が楽だから、という理由もあるらしい。席が早いもの順だから、かえって搭乗がすぐに終わるという気もした。

クアラルンプールのKLIA-LCC Terminalに13:05着。この空港は、クアラルンプールの格安航空専用の空港である。

着陸してからは、ターミナルまで歩く。乗ってきた飛行機の写真を撮ろうとしたら、なぜか制止された。

入国係官には、ベールをかぶった女性がいて、イスラム教の国、という感じがする。ただし、全員女性はベールというわけではなくて、かぶっていない女性もいる。

ターミナル出口でタクシーを頼み、乗り込む。結構都心までは時間がかかる。道路は森やバナナ畑で周りに何もない中をひたすら走っている。見える土壌は熱帯らしく、赤っぽい。

都心に着くとようやくビルが並んでいて、The Ritz-Carlton, Kuala Lumpurに着く。

宿泊

The Ritz-Carlton, Kuala Lumpur

168, JALAN IMBI, 55100 KUALA LUMPUR, Malaysia
電話 (603)2142 8000
FAX (063)2143 8080

泊まってみて

9月15日(土)に宿泊。日本からネットで直接ホテルのウェブサイトで予約して、一泊RM457.70だった。

Marriottなど大型のホテルが建ち並ぶエリアにある。

重厚なインテリアで、泊まった部屋は角部屋になっていて、2面から光が入り、とても広い。バスルームもトイレ、洗面台があって、一番奥にバスタブと広い。

やはり物価は日本より安いので、日本では泊まれないようなホテルに泊まるのもいいかな、と思った。高級なホテルは、日に2回くらい部屋を掃除するというのは初めて知った。

レセプションには日本人女性がいて、部屋に届けられた案内の手紙も日本語で印刷されていた。

朝食も、卵の調理法を指定すると作って持ってきてくれる、というものでなかなか良かった。朝は暖かいものを食べたい方なので。

交通

近代的な都市、という感じで交通機関が整備されている。トゥクトゥクのようなものが走っていたりしない。

モノレール

KL Monorailというモノレールが一路線、街の真ん中を通っている。駅はきれいで、モノレールも2両だが、眺めも良いのでなかなか快適。

LRT

LRTというと路面電車をイメージするが、そうではない。立派な駅があって、地下に潜っていくと電車が走っていて、地下鉄なのかと思ったら、地上の高架を走って通常の高架鉄道のようになっていたりする。

路線は2つあって、街の端を囲むように走っている。

タクシー

街中を走っていて、かつ安い。しかし、夕方はやはり相当道も混んでいた。バンコクほどではなかったが。

クアラルンプールの街

クアラルンプールは非常に近代的な街で、歴史や風情を感じると言うよりも、整然とビルが並んでいる雰囲気。

Bukit Bintang

ホテルを出て、少し歩くと、ショッピングセンターがあったりするBukit Bintangという繁華街に出る。そこから1本裏に入った通りには、中華の店が並んでいる。ここは表通りほどきれいではなくて、屋台が出てドリアンを売っていたり、食べ物の匂いが充満している。

昼食にはちょっと遅い時間だったせいか、土曜日だったせいか、レストランはひっそりとしているところもあったが、1つの店でチキンライスを食べた。

イスラム教の国のせいか、中華であってもチキンが中心になっているのかも知れない。味は素朴でおいしかった。

チャイナタウン

モノレールに乗ってどこかに行こうとしたが疲れてしまったので、モノレールをずっと乗って街の様子を見た後、一旦ホテルに戻った。ホテルの係員にどこに行くと良いのかを聞いた。ペトロナスタワーに登ってみたかったが、これは朝から行って整理券をもらったりしないといけないものらしいのであきらめた。

少しホテルで休んだ後、再びモノレールに乗り、今度はLRTに乗り継いでチャイナタウンまで行った。

Pasar Seniという駅で降り、少し歩くと中華っぽくなってくる。以下にも中華街という門があって、狭い道に露店が並ぶ通りがある。非常に混雑しているが、売っているものは何故か安いブランド品と言ったものだった。

Central Market

Pasar Seniの駅の近くには、長く続く建物の中に小さな店が並んだマーケットがある。ちょうど雨が降ってきたので、屋内なのは良かった。ここはバッタものではなく、観光客の土産になりそうな雑貨を扱うこぎれいな場所だった。買わなかったけど。

KL Tower

タクシーでKL Towerへ。ここもホテルでお薦めとされた場所。ベトロナスタワーも高いが、KL Towerは小高い丘の上にあるので、眺めは良い。

薄暗くなってきている中、タクシーで行くと、真っ暗な道をくねくね上っていくので、歩いて来ようなんて思わないで良かったと思った。

タワーに近づくとたくさん車が止まっていて、タワーにはそれなりに人がいる。展望台の人数を調整するためだと思うが、エレベーターは時間が決まっていて、しばらく待たなければならなかった。

展望台に上ると、オーディオガイドを貸してくれる。なんと日本語もある。しかし、この日本語がすごくて、日本語を学んで半年です、と言った人が原稿を読んでいる感じで、聞き取りづらい。発音が、というか、漢字の読み方を間違えていたりする。うーん。一生懸命なところは感じるのだけど、もう少し上手な人が読んだ方が・・・

さて、眺めだが、すっかり夜になっているので夜景。ペトロナスタワーはとてみきれいだった。それ以外にも整然とビルが並んでいて、Kuala Lumpurはとても人工的な印象を与える街だと思った。

さて、1つ「日本語」のオーディオガイドの説明でおもしろかったのは、マレーシアには「王様」がいると言うこと。マハティールさんは知っているけど、王様がいるとは知らなかった。何でも、その「王様」は任期制で、マレーシアの各州の「スルタン」が順番に務めているのだそう。コモンウェルスの国の国王は、イギリスの王室が兼務しているものだと思っていた。

Petaling Jayaでエビとカニ

夕食は、同行した先輩お薦めのカニ。これは、Kuala Lumpurというよりも少し離れたところにあるらしく、KL Towerのタクシー乗り場では場所がわからなかった。

なので、ホテルに一旦戻り、ホテルで場所を聞いてからタクシーを拾った。が、やはりわかりにくいらしく、タクシーの運転手も迷った。しかし、良心的な運転手で、通り過ぎたと思ったところでメーターを切っていた。

迷って迷って目標のレストランに着いたときはほっとした。そのレストランは海鮮中華のような店だったが、非常に混雑していて、順番を待たされた。家族連れも多くて賑やかで、壁には「豚の料理はない」と書かれていた。イスラム教の国だから、中華の店でも気を遣っているのだろうか。

ようやく席に案内されると、テーブルクロスを替えてくれる。食べた殻はそのまま机の上に落としてしまって良いとのこと。

まずは、鳥の手羽を食べる。これもスパイシーでおいしくて、食欲がかえってわいてきた。そして、いよいよカニ。これもスパイシーに味が付けてあって、ハンマーのようなもので砕いては手をべたべたにしながら無心に食べまくった。カニ以外にもエビも注文し、これも堪能した。

腹一杯飲んで食べて、3人で200RM弱。非常に良かった。

RESTORAN FATTY CRAB SDN. BHD.

No.2, Jalan SS24/13, Taman Megahk, 47301 Petaling Jaya, Selangor Darul Ehsan.

電話03-78045758

ホテルのバー

帰りはレストランでタクシーを呼んでもらったが、これもなかなか来ず。相当待って来たタクシーの運転手に聞くと、この運転手も迷っていたとのこと・・・。

さんざん食べたにもかかわらず、さらにホテルのバーでカクテルを飲んで就寝。

出発

2007年9月16日(日)、ホテルThe Ritz-Carlton, Kuala Lumpurで朝食を食べてから、タクシーで再びKLIA-LCC Terminalへ。リンギットが余っていたし、歯磨き粉が切れていたので、空港で3RMで買った。

格安航空AirAsiaのFD3572便で10:40発、バンコクのSuvarnabhumi国際空港に11:45着。

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