ベルギー

最終更新日 2000/12/29

ベルギーは、公用語が2つあり、それら2つの言語圏に別れているという不思議な国。小さな国ですが、非常にヨーロッパっぽく、食べ物もおいしい。

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国について

国の概要

国の概要
国名Royaume de Belgique(フランス語)、Koninkrijk Belgie(オランダ語)、ベルギー王国、Kingdom of Belgium(英語)
国土ヨーロッパ北西部に位置し、オランダ、ドイツ、ルクセンブルク、フランスと接し、北海を挟んでイギリスに面している。
気候Cfb
人口約1,016万人(1996)
民族オランダ系フラマン人57%、フランス系ワロン人33%
宗教カトリックが主流
首都Bruxelles(フランス語)、Brussel(オランダ語)、Brussels(英語)、ブリュッセル
経済状況一人当たりGDP26,440ドル(1996)
時間中央ヨーロッパ時間(GMT+1)、ただし夏はサマータイムで1時間繰り上がる。
国番号32
観光客556万人(1995)

言語

フランス語、オランダ語、ドイツ語。フランス語とオランダ語が公用語。

北部がオランダ言語圏、南部がフランス語圏。Brusslsは、オランダ語圏にあるものの、フランス語が優勢。とにかくややこしい。日本人には理解に苦しむ。Brusselsでは全てが2か国語で書いてある。固有名詞でさえ(例えば南駅など)、2つの言葉の名前を持っている。ややこしい。広告も半分づつ書いてある。バスの行き先は、点滅して2つの言葉が変わりばんこに表示されている。なんだこれは。

通貨

ベルギー・フラン(Belge Frandc, BF)、補助通貨単位(1/100)がCentime。ユーロとは既に固定レートになっているようだ。

両替レート
日付場所レート
2000/8/31Brussels BourseのEUROO GOLD1BF= 2.4876円

日本円はどこでも両替できる。クレジットカードも使える。

ビザ

日本人は90日間まで必要ない。

Brussels(ブリュッセル)

Brusselsはベルギーの首都で、人口は約96万人。ベルギーのほぼ中央に位置している。

ベルギー・オランダ・ドイツの旅行の2番目の国として、2000/8/31にTGV TallysでParisから到着、2泊して9/2にAntwerpenに鉄道で出発した。

到着

Parisの北駅からTGV Tallysで1時間25分、54.12EUR。Bruxelles Midi駅に到着した。

南駅の構内(49KB)

切符購入

切符は出発1日前の8/30に買った。北駅の窓口で買った。座席は指定されている。

TGV Tallysの旅

出発の日、Paris北駅からTGV Tallysに乗り込んだ。北駅からは、TGV Tallysだけではなく、EuroStarも出ている。フランをベルギー・フランに両替して乗り込んだ。

TGV Tallysは、TGVと同じ車両を使っている。色は赤に塗られている。車内は4列の座席で、車両は日本の新幹線より小ぶりな感じがする。また、座席を方向転換する、ということはしないようで、座席はずっと後ろ向きだった。乗り心地は滑らか。いかにもヨーロッパと言う感じの車窓の風景が続く。Brusselsに近づくと、原子力発電所のような建物が近くにみえてちょっとびっくり。

南駅到着

南駅は、フランス語とオランダ語で、Midi/Zuidのように表示されている。とてもきれいな駅である。飲食物の店もたくさんある。HOTEL RESERVATIONというコーナーがあったので、ホテルの予約をした。改装中なのか、殺風景で有機溶剤の匂いがぷんぷんするカウンターだったが、年配の女性がとても手際良く丁寧に予約をしてくれた。駅構内のInformationで、地図をもらった。南駅は地下鉄とプレメトロの駅になっている。

旧市街へ

歩いてもいいよ、と言われたが、迷うといやなので、1日券を買って、プレメトロという、地下を路面電車が走っている乗り物で、中心部の駅であるBourse/Beursまで向かう(前がフランス語、後がオランダ語)。最初は反対向きのものにのってしまい、途中で気がついて折り返した。どこもきっちりフランス語とオランダ語で表示してあるのだが、英語ではあまり表示されていないので、なかなか大変である。

宿泊

HOTEL SEMA

2000/8/31-9/2に2泊。Brusselsに着いて、南駅のHOTEL RESERVATIONで予約してもらったホテル。。

住所、連絡先

Rue des Harengs, 6/8 - 1000 Bruxelles
telephone +32 (2) 514.07.60
fax + 32 (2) 548.90.39

旧市街の中心部、Grand Place/Grote Marktのすぐ近くにある三つ星のホテル。

値段

シングル2600BF-3500BF(朝食付き)
8/31は2600BFだったが、9/1は3500BFだった。南駅のHOTEL RESERVATIONで予約したので、ちょっと割引が効いていたみたいである。

泊まってみて

Grand Placeからの道を入ってすぐのところにある。Tourist Informationも目の前である。Grand Placeでの夜のライトアップや歓声が部屋にいても感じられる。非常にこじんまりしたホテルだが、雰囲気はなかなかよい。泊まったのは、屋根裏部屋のようなところで、天井が高かった。ベッドはダブルで、バスルームも広い。シャワーだけど。1フロアには3〜4室程度しかないようだ。

HOTEL SEMAの室内(54KB)

フロントの従業員は、とても愛想よく対応してくれる。

「いやあ。傘をとりに帰ってきたんだよ。」
「そうだね。今日は傘を持って行ったほうがいいね。」
なんて会話ができる。

朝食は1階で食べられるが、インテリアもきれいであり、食事の内容もバラエティーに富んでいておいしかった。

交通

市内の地下鉄、プレメトロ

地下鉄のほか、プレメトロという、地下を市電が走っている乗り物がある。他のヨーロッパの国と同様、改札はなく、切符を買ったら自分でパンチする。ただ、地下の場合は駅でも車内でもパンチできて、地上の場合は車内でパンチできるようだ。結構混んでいる。また、プレメトロは2両連結くらいなので、停留所に来たら、すぐさま走って車両に乗り込まないと、置いていかれてしまう。

鉄道駅

Brusselsの鉄道駅は旧市街のすぐ近くにある中央駅と、ちょっと離れた南駅がある。中央駅が近くてよく、両方に泊まる列車も多いのだが、国際列車は南駅にしか停まらないことがある。南駅は空港のように近代的で新しい反面、中央駅はちょっと古めかしい。

食事

ベルギーはおいしい食べ物がいっぱいある。

店の種類

高級なレストランはもちろんある。一方で、やすいレストランもある。ただ、一般に高め。ただし、物価が高いというよりも、充実した食事が多いという印象。あと、町中でチョコレートの店がたくさんあり、匂いがぷんぷんしている。

大抵の場合、英語のメニューがあって、英語も通じる。

食べ物

食べ物はおいしい。「食通の国」らしい。シーフードもたくさんある。

フリッツ

フリッツという、フライドポテトがある。太さは、マクドナルドのやつよりも、モスバーガーのやつに近い。これはおいしい。揚げ方も丁寧に工夫しているようだ。カリッとしている。

Waterzooi

ワーテルゾーイといって、クリームシチューのような食べ物。Brusselsについて初めて食べたやつは、魚介類のもので、白身の魚、鮭、ザリガニくらいの海老、子海老が入っていて、最高においしかった。別の店で、鶏肉のものを食べてみたが、それは鶏肉とじゃがいものシチューのようなもので、最初の魚介類のものほどおいしいとは思わなかった。

Carbonnades

牛肉のかたまりを煮込んだもの。ビーフシチューのようだが、とても濃厚な味がする。

ムール貝

これは名物らしい。鍋いっぱいに山盛りに煮込んだものが出てくる。料理法には複数のパターンがあるようで、白ワイン味、プロバンス風?といったものがある。試したのは白ワイン風だが、バターやセロリと一緒に煮込まれている。いやあ。大変だった。数を数えていたが、途中で止めた。誇張ではなく、50個くらいあった。ボールのような容器に食べた後のからを入れるのだが、それを交換された。途中で苦しくなった。日本人には同じ物をたくさん食べるのは苦しい。ムール貝は、パスタの中に、2〜3個くらいあるので十分だと思った。

ダム・ブランシュ

これはデザート。うまい。不純物のないチョコレートパフェに近い。アイスクリームの山の上にチョコレートをかけたもの。最初に入ったSAINT LAURENTという店では、溶けたチョコレートを客の前でアイスクリームにかけるということをやっていた。

チョコレート

町中で売っている。GODIVAのような店もあれば、日本のケーキ屋のように太ったおじさんが自分で作っています、のような店もある。町中に匂いが充満している感じ。お土産に買ってきたが、はっきりいっておいしかった。買い方は、250g、500gなどの単位で値段が決まっており、山になっているいろいろなチョコレートをつめてもらう。それぞれの重さ専用の箱が準備されており、装飾も美しい。

飲み物

ビールは種類が多いし、良く飲まれている。ホワイトビールというやや白濁したやつを良く飲んだ。トラピストというものも飲んだが、これは色が濃い。また、ビール一辺倒ではなく、店や食事にあわせてワインも自然に飲まれている。

支払い

チップは必要なようだ。

行ってみた店

イロ・サクレ地区というレストラン街があって、見るだけでもおもしろい。でも、客引きが結構激しくて、ちょっと雰囲気が悪いところもある。「ニイハオ」なんて話し掛けられたりする。目が合うとすぐに店の中に入れようとするが、値段もサービスも差があるようなので、よく観察したほうがいい。

SAINT LAUTRENT

RUE DES BOUCHERS 5 - 1000 BRUXELLES
phone. 02/502.46.02

Brusselsのレストラン街にある。Brusselsに着いてまず昼食を食べたのだが、実は結構高級レストランだったらしく、1,640BFだった。その内容は、魚介類のWaterzooiと、ビール2杯、デザートにダム・ブランシュであった。高かったけど、とてもおいしく満足。

Taverne du Passsage

Galerie St. Hubertの中にある。鶏肉のWaterzooiを食べた。味も普通だったし、はっきりいってウェイターのサービスがいまいちだった。

旧市街

Brusselsの旧市街はコンパクトにまとまっていて、また見所もそこに集中しているようだ。ヨーロッパっぽい町並みである。

旧市街の一角の写真(48KB)

Grand Place

なんといっても観光の中心になる広場。ヨーロッパの立派な建物や広場は見てきたが、ここは本当に立派で美しい広場である。夜はライトアップされ、音楽とともに光のショーが行われる。夏だけのようだが。

GRAND PLACEの写真(58KB)

小便小僧Manneken Pis

あの有名なものである。Grand Placeから歩いてすぐのところにある。観光客がたまっていて、みんな写真をとっている。良く見ていると、日によって服を変えられたりしているようだ。

小便小僧の写真(58KB)

Galerie St. Hubert

屋根付きの商店街。レストランなどもある。

Galerie St. Hubertの写真(64KB)

最高裁判所Palais de Justice

Grand Placeからはちょっと離れたところにある。とにかく立派な建物である。裁判所の権威というものの迫力を感じる。

Bruxellesの人達

観光客は多い。日本人も良く見た。レストランなどに入っても、観光客に慣れているようだ。

一回、最高裁判所からRUE DE LA REGENCEという通りを歩いていて、地図を確認していたら、一人の男が親しげに話してきた。「何か手助けすることはあるかい?」という感じで。一応たずねて教えてもらうと、今度は日本のカントリー・コードは何だ、とか話し掛けてきた。そこに、もう一人の私服の男が「俺は警官だ。両替は違法だぞ。パスポートと金を見せろ。」と言ってきた。私に話し掛けていた男は、すばやくパスポートと金を出して見せた。金はドル札がたくさん束ねられたものだった。「他にはないのか。」と問い詰められると、ポケットなどに入っていた別の札も見せていた。私服の男は、今度は私に向かって、パスポートを見せろというので、見せた。で、金を見せろと言うので、Noと言った。これは有名な偽警官かな、とさすがに思ったので。そうしたら、もう一人男が来て、IDカードのようなものを見せて、「どうした。我々は警官だぞ。」と言ってきた。IDカードを確認しようとしたら、「Don't touch! Don't touch!」と言って見せない。それでも良く見ると、なんとキリル文字が書いてあった。これは違うよ、と言ってすたすたと歩き去ったところ、ついては来なかった。危なかった。相手が3人だったし。偽警官には気をつけましょう。

Antwerpen(アントワープ)

Antwerpenはベルギーの北半分であるオランダ語圏のフランドル地方の年で、Bruxellesからは1時間もかからずに行くことができる。人口は約47万人。英語でAntwerp、オランダ語でAntwerpen、フランス語でAnversと呼ぶ。

ベルギー・オランダ・ドイツの旅行で、2000/9/2にBruxellesから到着し、9/4にAmsterdamに鉄道で出発した。

到着

Bruxellesの中央駅からAntwerpen Centraal駅に到着した。

切符購入

切符はBruxelles中央駅で当日に購入。2等で200BEF(4.96EUR)だった。近距離であるせいもあるだろうが、座席は指定されていなかった。

中央駅Antwerpen Centraal到着

Antwerpen Centraal駅はとても立派である。華麗なヨーロッパを感じさせる建物で、国の重要文化財になっているらしい。残念ながら工事中でごみごみしていた。

旧市街へ

中央駅の地下が地下鉄のStation Diamantという駅であり、中心部までは地下鉄で行ける。ただ、乗り方が良くわからずにちょっと困った。英語の表示はBruxellesと同様にあまりない。駅員に「切符はどこで買うの?」と聞き、「運転手からだ」と教わった。GROENという駅で降りる。

観光案内所

Groen Plaats近くのGrote Marktという広場に面してある。

宿泊

HOTEL CAMMERPOORTE

2000/9/2-9/4に2泊。Antwerpenに着いて、Grote Marktの観光案内所で予約してもらったホテル。

住所、連絡先

Nationalestraat 38-40 B-2000 Antwerpen - Belgie
telephone +32 (3) 231 97 36
fax + 32 (3) 226 29 68

Groen Plaatsから歩いて少しのところにあるホテル。

値段

シングルを観光案内所でお願いしたが、とまってみるとツインだった。Bruxellesではちょっと高めのところにとまったので安めのところを探したので、朝食付きで2泊で3000BFだった。
ただし、実際には1泊当たりシングルで2,945BFくらいのホテルらしく、領収書には小計が5,300BFで、割引2,300BF、差し引き3,000BFという書き方がされていた。相当割り引かれていたようだ。そのせいか、チェックアウトのときクレジットカードで払おうとしたら、現金で払うように言われた。

泊まってみて

観光案内所で地図に印をつけてもらい、そこに言ったらどうも話が通じない。ややこしいことに、そこはPension Cammerpoorteというところであり、そこのお姉さんが調べてくれて、あなたが行くところはあっちだよ、と教えてくれて、Hotel Cammerpoorteに到着。ごく普通のホテルといった雰囲気。部屋はツインなので当然広かった。普通のホテルなのだが、1泊4000円位だと思うと、とってもお得な感じがしてよかった。

HOTEL CAMMERPOORTEの室内(51KB)

交通

市内のプレメトロ

地下鉄のようなプレメトロという乗り物が走っている。市電のように、切符は運転手から買う。

鉄道駅

幹線沿いにある駅は、Antwerpen Berchemという駅のようで、そこから1区間、引き込み線のように伸びた先の駅がAntwerpen Centraal駅である。長距離列車に乗る場合は、まずAntwerpen Berchem駅まで出て、そこで乗り換える必要があった。ただし、これはCentraal駅が工事中のせいであるようでもあった。

食事

Bruxelles同様食べ物はおいしい。ワッフルを売っていておいしそうだったけど・・・おなかいっぱいで食べられなかった。

店の種類

Centraal駅の近くにも集中しているし、Groen Plaats付近にもたくさんある。ただ、ちょっと観光客相手という気もしないでもない。店員の応対はきちっとしている。イタリア料理屋などもある。

ファッション

最近はファッションでも注目を浴びている街らしく、駅から旧市街に向かっての通りにはデパートやブティックがひしめく。旅行をしていて思うのだが、国、街によって色彩感覚というかセンスがずいぶんと違うことに気がつく。そういった観点でショーウィンドウをのぞくと面白い。Antwerpenは、ショーウィンドウにかざってある服のセンスがどこを見てもとても良いのにびっくりした。一番多かったのは、黒とすみれ色のような紫の組み合わせだった。流行なのかな?

チョコレート

Bruxellesと同様、チョコレートの専門店が多い。Antwerpenでは、手の形をしたチョコレートも売っている。ただ、これはおみやげに買ってみたが、味は今ひとつだった。

旧市街

Antwerpenの中心部はシュヘルデ川に近いGroen Plaats、Grote Marktのあたりのようだ。中央駅からこのあたりまでの通りにはデパートや店が並んでおり、とてもわかりやすい街である。

Grote Markt

市庁舎があり、ノートルダム大寺院に近い広場。言ったときには何か行事をやっていたようで、広場いっぱいにベンチが並べられ、高齢の方を集め、ブラスバンドも入り、警官が警備にあたっていた。市庁舎にはいろいろな国旗が飾ってあるが、こういうところで日の丸を見つけるとなんとなくうれしい。広場の真ん中には像があり、兵士が切り取った手を投げている。Antwerpenとは、手を投げる、という意味なんだそうで、昔の伝説を元に街の名前がついたらしい。

Grote Marktの写真(62KB)

Grote Marktの写真(67KB)

ノートルダム大寺院の写真(74KB)

ルーベンスの家Rubenshuis

Wapper 9 2000 Antwerpen
tel +32(3)232 47 47
fax +32(3)227 36 92

芸術はよくわからないのだが、ルーベンスという画家がここに住んでいたそうだ。現在は博物館のようになっていて、入場料を取り、パンフレットをもらって見学することができる。100BFだった。

市場

ルーベンスの家の奥に入ったあたりで、結構大きな市が開かれる。旅行者にとっては市場はおもしろい。不思議なのは、デパートやスーパーマーケットのようなものがあるのに、どうしてこういう市場が成立するのかだ。また、食料品はもちろん、靴下や服も売っている。なぜか小鳥を売っていたりするのも不思議だ。ヨーロッパではそんなに小鳥を飼う人がいるのだろうか?

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